賞味期限設定の考え方をお話しします。賞味期限の期間の設定は、製
造工場で、決めることです。法律で設定の仕方を解説はしていますが、基本は製
造工場、会社の考え方で賞味期限を設定します。その期間、おいしく食べられる
事が最低の条件です。よく勘違いするのが、細菌検査をして一般生菌数が300個
/g以下だったから大丈夫ですと答える方がいますが、私たちが製造しているのは、
食品ですから、細菌的に腐っていないから大丈夫です、というのはちょっと違うよう
な気がします。まず、五感で検査する必要があります。視覚(みること)、嗅覚(に
おいをかぐこと)、触覚(触れてみること)、聴覚(音を聞いてみること)、味覚(味を
見てみること)になります。この五感の代用特性として細菌検査(一般生菌数、大
腸菌、サルモネラ等々)、理化学検査(水分値、蛋白値、ph値等々)、官能検査(五
感の変化すなわち、食べて見ること、レオロジーの検査(破断値、ひっぱり強度、食
品の物性強度等)になります。この代用特性というのは、本来人間の五感に頼って
食べられるかどうかを、検査した方がいいのですが、人間は、その日によって体調
が違いますので、ある程度機械に、その人間が持っている五感を計測させて、代用
特性とします。