部活の遠征で地方に行ったとき、仲間6人と近くの銭湯に行った。洗い場が10も無いような小さい所で、他に客もいなく
貸切状態だったのでテンション高めで騒いでいた。
体を洗っている時に、立派な刺青をした方が一人入ってきた。とたんにみんな静かになり、黙々と体を洗っていた。
その方が洗い場に座り、掛け湯をしながら、「かぁぁっ、ぺっ」とタンを吐いた。その時、頭を洗っていて一人増えてる事
に気づいていない奴が、タンを吐いたのは仲間の誰かだと勘違いしたらしく、「おい、きたねぇぞ!!」と叫んだ。
みんな頭が真っ白。どうしていいのかわからず、背筋が冷たくなった。
結局その方は何も言わずに体を洗い、湯船にさっと浸かると出ていった。
あれほど緊張した事は今までになかった。