>>541
いじめる側のフラストレーションをハッキリ描いてしまうとそれはそれで「いじめるに足る理由がある」としてるようであまりよろしくない感じになるので、原作に比べても大きく省かれている部分はあるよ
まぁそれでもいじめを扱った一般的な他の創作物よりはだいぶ丁寧な気はするんだけど

そこらへんの描写で山田監督が特に気を使ったとインタビューで語っていたのは「観た人が自分で自分を嫌いにならないように」とのこと
これは全編通して貫かれていると思うけど、無邪気な残酷さの中にも子供らしい可愛さを加えて調味してるというか
要は大人(母親)からの目線のようなフィルターを通して見ている感じになるんだよね
おそらく視覚効果(ピンボケ)と劇伴(ノイズ)その他諸々の仕掛けのせいもあると思うけど、
初期の頃の論評では「大人になった主人公達が過去を微笑ましく振り返ってみているノスタルジー」とするものもあったくらいだし
やっぱどこかリアルでない感じというのは初見で受ける印象だと思う

で、一方ひたすらリアルで胸に刺さりまくるという感想の人も少なくないのがまた面白いんだけど