大学新入生のうち、交際経験があるのは10%もない。
大学に入学して恋愛が始まることはあるが、大学の教員たちが、
学生たちの誰と誰が付き合っているかを把握できるほどケースが少なく、青臭く、ばたばたしている。
筑波大学への留学を控えたある女子学生は、「日本に行って何がしたいですか」と聞かれ「恋愛です」と即答した。
大学入試まで勉強しかしてこず、高校の先生たちは「大学に入ったら自由が待っている」と言っていたが、
日本語学科の生活は高校時代とそれほど変わらず、しかも女子ばかりで思っていたのと違ったらしい。
別の学生は、作文の授業でこんなことを書いていた。
中学時代、隣の席の男の子が好きで、本の交換などをしていた。
ある日、机に彼からのラブレターが入っていた。
しかし、学校は男女交際を禁止していて、見つかったら1週間の停学になる。
当時は先生や親を疑うこともなく、「あなたが嫌いです」と返事を書いて相手の机に入れた。
大学に入って、日本の恋愛アニメを見た。
主人公は好きな男の子に会いに行くため、電車やバスを乗り継いで、旅をする。
その時に、私はおばあちゃんになった時に、自分が若い頃に恋愛をしていないことを悔やむのではないかと悲しい気持ちになった。
恋愛への憧れは、日本人には想像もつかないほど大きく、そして切実だ。
そして大学に入って晴れて恋人ができても、恋愛を含めた社会経験の少ない彼らは、
初めての交際相手に舞い上がり、消耗し、1、2カ月で破たんしてしまうことが多い。