新海監督が公開直後にトークショーで言っていたけれど

「二人はいつ好きになったのかと聞かれることがあるけれど、
意識してそれらしい場面は作らないようにしました。

今回、自分がリアルに感じられる感覚で作品を作ろうということを
自分の課題にしていたんですが、自分が誰かを好きになった時に、
あの時のあの出来事でいきなり好きになった、なんていう理由は
感じたことがなかったし、一般的にも人が人を好きになるのに
理由らしい理由なんてあるはずがないと思います。

いかにもアニメのドラマツルギーっていう、こういう出来事が
あった時に相手を意識したんだ、っていうものを入れようかとも
考えたんですが、今それをやったら絶対にウソになる、自分が
我が事としてこの作品を感じられなくなる、と思って、そういう
手管は使うまいとしました」

…けっこうこういう事が、実はリア充カップルや高校生なんかに
受け入れられている原因なのじゃないかと思えてしまうという。

ラノベやゲーム的な「わかりやすい人生の転換点」っていうのは
たとえ分かりやすくするエンタメの中であっても、普通の人が見たら
実は白々しい「ウソ」でしかないのじゃないかと。