もう少し引用。

安藤 でも君の名は。が実際にこれほどヒットしたのは不思議です。心地いい作品なのかな、という気がしますね。音楽を含めて、作品
の快感の中にはまっていくような感覚はあると思うんです。このシーンで、このタイミングでこの曲が流れる瞬間を味わいたいみたいな。

田中 絶対にスパークルを聞きに来るんだろうなって思いますよね(笑)。

安藤 それはありますね(笑)。あとは「出会って終わった」ことも大きいでしょうね。これまでの新海作品のファンは「最後出会っちゃうの?」
って思うかもしれませんけど、今回の作品ではすれ違いのまま終わるのは違うと感じていました。君の名は。は、出会うべくして出会って終
わる作品なんです。キャラクターものとして作った以上、最後は出会う事が求められるのは必然ですから。秒速5センチメートルはキャラ
クターというよりは「僕と彼女」。だからすれ違ってもいいんですよ。でも君の名は。は「瀧と三葉」だから出会わないといけないと思う
んです。ただ、二人がお互いを覚えているわけではなく、会うとなぜか涙が流れる相手なんです。