例えば白黒映画なら玉音放送後に畑に上がって放心するすずの目の前の風景が総天然カラーになって世界がガラリと変わったみたいな演出ができるがこの作品ではその変化の象徴として旗を2秒ほど出しただけだろう

米軍が進駐するのはずっと先で玉音放送だけでこの晴れた暑い日を敗戦=世界の変化を見た目で表現するのは困難

絵コンテ集を見直すと遠景で旗が上がった瞬間に蛍の光の曲で歌詞が朝鮮愛国歌の歌声が遠くに流れる音の演出もプランされていた様だがこれは取り止めた模様

その辺の監督のさじ加減とバランス感覚も見事だと思う