入れ替わりの最中に3年のズレに2人が気が付かないのはどう考えても無理がある。
3年前といまとでは暦の曜日がまったく違う。
人間、特に学生は曜日で動いている(土日祝日といった休日に敏感になるからね)。
日記アプリにその日の報告を書き込んでいたが、そこには日付と曜日もしっかり表示されていた。
その他にもテレビだのカレンダーだの、曜日を伝えるものは周囲に多くあったはず。
なのになぜ気が付かない?
そして片方が平日でも片方が休日という相違が起こるはず。
決定的だったのが、瀧が奥寺さんとデートの日、瀧の方は休日で三葉は学校をサボって東京へ行った。
瀧側は休日で三葉側は平日だったのだ。
三葉と四葉の会話から三葉が学校サボって東京に行こうと思い立った時点で
三葉には瀧と奥寺さんがデートだったという認識はしっかりあったということがわかる。
そこでなぜ「あれ?なんで?」と思わないのか。
三葉が瀧のスマホの日記に(前もって)書き込んでいた日付も10/2sundayとしっかり表示されていた。
そもそもデート中に会いに行こうというのが非常識ではないか?会ってどうしようと思ったのか?
東京でやっと瀧に会えたわけだが、デート中のはずの瀧が学校の制服を着ていて
いかにも下校中という雰囲気だった。そこにまったく違和感を感じない三葉も変だ。
瀧のほうは瀧のほうで、「変な女」と思いながら、
その変な女にもらった紐をミサンガみたいに手首に巻いてなぜか大切に持っている。

入れ替わりという異常事態にも関わらず2人が連絡さえ取ろうとしなかったのはなぜか?
LINEもメールも携帯もまったく連絡を取ろうとしてない。
もちろん、連絡を取ることは不可能なんだけど、やろうとはするはず。
どこの誰かも知らない人間と入れ替わりなんてことが起きたらもっと不安になるか、
ともすれば恐怖を感じてパニックにさえなるだろう。
まず、冷静に2人で話し合おうとするのではないか?
しかし、2人はやたらと呑気に入れ替わり生活を楽しんでいるだけ。これはどうにも不可解。
お互いの生活を守るためにルールを決めたとか言ってたが、そんなものを相手が守る保障はない。
実際、2人とも決められたルールをかなり無視していた。
気が付いた人が何人いるかわからないが、三葉は瀧のスマホの自分の携帯番号欄に
「緊急時以外連絡禁止」とかそんな注意事項を書いていた。
これにはちょっと笑った。入れ替わりという異常事態が起きてる時点で十分「緊急時」だろうと。
どうしてそんな取り決めをして、最後まで連絡を取ろうとしなかったのかわからない。
連絡を取られたら3年の時間のズレに気が付いてしまうから困るという
この映画の作り手側の都合だったとしか思えない。