>>586
この映画導入はいいと思うんだよ。
入れ替わり後の周囲の人物の反応から「入れ替わってるこの人はどういう人なんだろう」
と興味を抱かせる過程は充分描かれている。
そして瀧も三葉も魅力的だ。「観ている観客には」それは伝わる。
しかし問題なのは、瀧も三葉も互いにその魅力的な部分に接する状況が充分に描かれていない。

「ここで恋に落ちましたよ」的な分かりやすいきっかけはなくともよいが、
それならば互いを認め合う過程・積み重ねみたいなものが充分に描かれていないと
後で恋に落ちていたと言われても唐突に感じる。

直接面と向かって会えない以上、互いを認識する方法は日記と周囲の反応しかないわけだが、
何か自分で解決できない困ったことがあって、それが入れ替わっていた間に解決したとか
そういう感じのシークエンスがあってもよかったような気がする。

瀧の奥寺先輩との関係のこととか、三葉の陰口を叩くクラスメイトとのこととか、それらしい部分が無いわけではないが、
瀧も三葉もそのことで悩んでいたとか困っていたわけではないし、ちょっと弱いかなぁ。