星空のむこうの国

ストーリー
一週間前、トラックを避け損なって頭を打った昭雄は、それからというもの、何かを訴えるかのような眼差しで
彼を見つめる少女の夢を、毎晩のように見るようになった。ある日、夢に見た少女を電車の車窓から見た昭雄
は、不思議な違和感を覚えることに。帰宅してみると、なぜか昭雄は一週間前の事故で死亡し、葬儀が行わ
れていたことになっていた。

わけも分からぬまま、昭雄はSFマニアである親友の尾崎を見つけて声をかける。尾崎からはまるで、「死んだ
人間にでも出くわした」かのように驚愕される。じつはこの世界は、昭雄が元々いた世界とは似ているが、昭雄
にとっては別の歴史を持つ並行世界であること・さらには本来なら決して立ち入ることが出来ないはずのこの
並行世界に、元々の世界の昭雄がなぜか迷い込んだことを知らされる。そして昭雄は、「夢の中の少女=理沙」
は、既に死んでいる『この世界の昭雄』の恋人だったことを知り、『彼』が叶えられなかった願いを実現させるため、
理沙と会おうと決心するが…。

登場人物
昭雄(あきお):ごく普通の高校二年生。趣味は天体観測。いつものように学校に向かう途中でトラック事故に巻き
込まれるが、奇跡的に軽傷で済む。しかしその日から、夢で見知らぬ少女と会い続け、やがて彼女のいる世界
=並行世界へ行く事になる。
理沙(りさ):並行世界での昭雄の恋人。新しい血が体内で生成されない難病にかかり、余命いくばくもなかった。
入院していた病院に、昭雄が偶然妹の見舞いに訪れたことで知り合い、同じ趣味=天体観測から話が弾む。
その世界では、昭雄はトラック事故で死亡してしまった。その事実を受け入れる事ができなかった彼女の『思い』
が、やがて“もう一つの世界”(我々のいる側の世界)の昭雄を呼び寄せることになる。
尾崎:昭雄の友人。SFマニアだが、ロマンチストの昭雄とは対照的で現実主義者。並行世界から突然飛ばされて
きた昭雄の存在に驚くが、すぐに持ち前のSF知識で事態を察知し、二人の『約束』を実現させようと奔走する。


そんなに似てるかな?