思ったんだけど、三葉の親父はああみえて純粋というか、一途な男だよ。

本当は婿養子になって神主を継ぐなんてやりたくなかったんだろう。
でも二葉のことを本当に愛していて、自分の夢や目標などは全て捨てて、
やりたくないことであっても二葉のために神主を継ごうと必死にそれ受け入れたんだろう。

が、二葉が亡くなってその意味はなくなってしまった。
そのショックたるや想像を絶するものだったんだろうな。
そしてそのまま神主を続けることにも意味はなくなった。

子供を捨てて出て行くというのは酷い父親だが、それだけ二葉を愛していたということでもある。
そこまで人を愛せる人というのはなかなかいない。
そしてその後、糸守町からは出て行かずに町の政治家になったのは二葉が生まれ育った町を少しでも良くしたいという思いからではないか。
もっとも、その後政治という汚い世界に触れてひねくれてしまったように見えるけど。

最後は描写されてなかったからあくまでも自分なりの勝手な推測による補完なんだけど、
瀧と入れ替わっていた三葉から何かを感じ、さらには元に戻った後の三葉からも何かを感じ、
さらにそこから二葉からの思いというものも直感的に感じ取って、三葉の言葉をようやく信じて
住民を救うために動いたのではないかと思う。
やっぱりあそこは何があったかちゃんと描写してほしかったな。