新海「若い観客に『こういうのが見たかったんだ!』と満足してもらうためには、映像も音楽も“過剰”にしなければいけないと思っていました。
この映画にはボーカル曲が四つ入っていて、小原さんのおっしゃる通り『多すぎるのでは?』と思う人がいる代わりに、『もう2曲あってもよかった』と思う人もいるはずですよ。
彗星が来るなど物語は大がかりになったけど、『会いたい』という思いに突き動かされる2人のラブストーリーという軸はぶれないようにこだわりました」

新海「ポストジブリといった言われ方は、居心地が悪いし過大評価です。僕は、東宝のコマの一つなんだと思ってます。
宮崎駿さんは唯一無二の存在で、ファミリー向けでありつつロマンスも盛り、幼女も老人もアリ、といったことが出来てしまうけど、僕はどうしても思春期のラブストーリーになる。ファミリー向けじゃないですね。
でも『東宝の夏』という席をいただいたのであれば、他の人に作れないものを差し出す自信はあります、今は。
3年に1本くらいのペースで、40代のうちにあと2本は、東宝で作りたい」

http://www.asahi.com/articles/ASJ8V4CT2J8VUCVL011.html