大今の肛門にCP5000のラフレシアが出現する──
そんな噂が流れ始めたのは日本でポケモンGOがリリースされてから3日後のことであった。

時刻は昼の3時半、"最強のポケモン"の噂を聞きつけた全国の小学生が大今ビルに襲来した。
その数は一見しただけでも軽く300人は超えている。
大今は小学生が中に入ってこないよう、入り口に鍵をかけてビルの最上階に立てこもっていた。

「んっ!力丸!助けて!」

大今は携帯電話で力丸に助けを求めた。

「ヌキさん、どうしたんですか?仕事中にかけてこないで下さいよ。
一日中仕事もせずに俺のチンポのことばかり考えてる無職の格便器と違って
俺は一流企業に勤めるエリートなんですから、その辺わきまえて欲しいんすよね」

「んっ!」

電話に出るやいなや、いきなり大今を言葉責めする力丸。
不意を突かれた大今は不覚にも堕ちそうになったが、なんとか快感と腸液の分泌を抑えて耐え切った。

「やめろ!力丸!今はそういう話をしてる場合じゃないから!お願い助けて!俺のお尻が小学生に狙われてる!」

焦るあまり、まるで説明になっていない意味不明な発言をする大貫だったが
力丸は全てを見透かしたような、澄ました口調で返答した。

「ああ、ポケモンGOの件ですね。それに関しては、俺は助けられないっすね。
つーか、大今さんの肛門にラフレシアを出現するようにしたのは俺なんで」

「んっ!?」

「俺がGoogleで働いてることは知ってますよね? そのGoogleの社内でIngressっていうゲームを開発してた奴らが独立して、
今、Niantic社でポケモンGOを開発してるんです。だから、俺はポケモンGOの開発者と面識があるんですけど、
そいつらの一人を土間土間を数した要領で脅迫して、ヌキさんのラフレシアを実装させたんですよね」

常識と良識を逸脱した力丸の発言に、大今はしばらく理解が追いつかなかった。
しかも、まるで悪びれる様子もなく、さも当然と言わんばかりに淡々と話すその態度。
もはや狂気の域に達しつつある男気に、大今は肛門が湿るのを感じた。