>>178
雨は監督の自己投影だから、人間ともう接することなくおおかみとして山の主となり、
母親は自分のいる山の近くにずっと住んでいてくれる雨のほうが勝者。

おおかみこどもであることを家族以外にはたった一人の他人にしか明かさないまま、
小説では母である花の勧めだとして寮住まいしながら中学へ行くことになり、
基本的に秘密も明かさず能力も封じたまま社会に出て、
仮に将来男性と愛し合うようになったとして、
子供を作ろうとしたら子種だけ入れりゃよかった父親と違い、
雪は妊娠・出産する当事者としてけた違いの苦労するんだろうなと考えると、
苦労度が多いので雪は負けという扱いなのかな。

父親は人間として暮らしながらも、たまにおおかみとして狩りをした結果死んでるから、
人間社会にておおかみの能力を使うことは死に直結するものだと印象づけたうえで、
雨と雪の結末はあれしかない、というのが監督の考え方なのかねえ。