>>469
「準備期間中に高畑さんが度々、イングリッド・バーグマンの写真集のお話をされたのですが、
同じ映画の中でも全く表情が違っていて、別人のように見えることもあると。
アニメーションだと、キャラクターをきちんと決めてしまうと、そのデザインに縛られすぎて、なかなか崩せなくなります。
観客が、別キャラと見間違えてしまうと困りますが、一定の基準は守りつつ、
顔の統一よりそのシーンに重要な”感じ”を優先して、型にはめず描いていったということですかね。
たとえば連続した場面でも。カットが切り替わったとたん、顔が簡略化されて等身も変化したりすることも思い切ってやってみたり、
姫の笑顔も高畑さんから「もっと口を大きく。もっと大きく」と言われ何度も描き直しました。」
ビジュアルガイド収録の田辺修インタビュー