この映画は人間・地球賛美ではないと思った
「田舎賛美」程度の非常に狭義なもの
それも3ヶ月間だけ田舎にホームステイした、
誰かの庇護下にある少女の薄っぺらい感想
お前は何処でそこまで人を好きになれたんだ?
っていう疑問さえ感じた

かぐや姫としては、結局最後まで都の人々を認めていなかったし、
その文化・風習に理解を示すことも無かった
捨丸=田舎と共にあれば幸せであったという認識
その認識も都=偽物、田舎=本物・生という
画一的な二元論に基づく描写があざとい

かぐや姫の人間肯定に説得力を持たせるならば
都をマイナスだけなく(それでも浅い部分しか描いてないが)
都にだって人が生きてる事を感じる取れる
プラスの要素がもっと必要だと思うし、
田舎も生きる苦しみをちゃんと描く必要がある
捨丸が盗みを働き、殴られる程度の描写ではなく、
当時の田舎が抱えていた暗部(身売、間引き、姥捨て山等)
都=権力階級からの支配(税の搾取)
死が身近に存在する貧困や社会体制の不安

そういう事にかぐや姫が向き合い、
それでも人間を肯定する流れがないから説得力無いし、
最後の天人の様に「ハイハイ戯言乙」って感想になる
また逆に高畑監督がそこまで計算して天人の描写を入れたのならば
2時間半もかけて何を書きたかったんだ?ってなる