>>800-801
LPレコードのドラマ編にはそのくだりが入っています。
のちのテレビ放映までに何回も聞いていたため、件のシーンがない事に違和感があって私もカットされたと思い込んでいました。

上映版では地球復興に対する古代たちのルサンチマンがアンドロメダに大きく象徴されていて、
後半彗星帝国の前衛艦隊を倒したにもかかわらず、彗星本体には無力という科学に著しく依存した地球復興の過ちを描いています。
アンドロメダはデザインも秀逸ですが、物語上でも「内なる敵」としてうまく機能しています。

いっぽう映画製作後に再編集されたレコード版では件のシーンが復活したかわりに、前衛艦隊撃滅シーンはカットされています。
音声ドラマという理由もありますが、古代たちの決起の動機がより明確に説明されているので、ことさらアンドロメダの役割を強調する必要がなくなったためでしょう。

一回でみる映画としての構成は上映版で正解なのでしょうが、レコード版はじっくりとキャラクターの心情に向き合うことができます。
特にラスト周辺の静寂感は本編以上です。古代ひとりになった第一艦橋の計器ノイズ、歩く靴音、座席を引く音など、画面がないからこその臨場感です。

さいごの西Pの朗読「ヤマトより愛をこめて」は悩ましいところですが。