フィルムでの色味調整は「タイミング」という作業で行うが、
技術スタッフの独断で作業することはまずあり得ない。
必ず監督または作画監督クラスの監修の元で実施される。

本作は劇場公開時には正常(ノーマル)であったことから、
いわゆる「赤バージョン」はフィルムではなくDVD化のための
テレシネ作業において実施されたカラーコレクションが原因と思われる。
しかしこれも同様にカラリストの独断による作業はあり得ない。

今回放映された映像を見ても、SD版と同様の色傾向であることから
HDマスタ(今後リリースされるであろうブルーレイの原版でもある)
作成時に実施されたHDテレシネ時にも同様の指示があったものと思われる。

よってこれは作業ミスやトラブルの類ではなく、
制作サイド側(それも監督クラスの上層部)の明確な意思によるものであることは
間違いない。