久しぶりに会ったナツキの同伴者について、オバサンたちが追求するシーンが
ないのは解せぬというのはわかる気もする。オバサンたちの世間話は陣内家の
現状や栄の性格といった重要情報の伝達に使われているし、監督は観客にそれらに
集中してほしかったのかもしれないが、健二に感情移入しながら見ている観客は特に、
健二を見た親戚の反応を直接見たかったのでは。FLASHなどで素人作品を作って
いても「面倒くさくて手抜きした」より「わざわざ作った動画を時間あたりの情報量を
抑えるため止めた」ケースの方がはるかに多いので、とにかく加えればすむという
ものでもないけれど、「彼氏?」「へへへー」の2秒だけならさほど問題にはならないはず。
ただ屋敷に入る直前にオバサンたちが「気をつけた方がいいわよ〜」と言ったのは
栄にナツキの相手と認められる難しさを指すと考えられるから、カメラに映らない
時間にナツキがどのような説明をしたにせよ、オバサンたちは健二を彼氏と解釈
していた可能性が高いと思う