個人的な話でよければ、「千と千尋」をリピートしていたことがあって、
もうロマンアルバムとかのムックでほとんどの場面の絵は見てるんだよ。
内容を解説した本も山と出ていたし。

それでもフッと思い出した時にムズムズと見たくなるのは、千尋が欄干に
駆け上がったり体を揺すったり、雨樋をダッと駆けていく時とかの「動き」の
爽快さとかゾクゾク感を体験したくてだったなあ。タイミングとかの技術的
裏づけがあるのかもしれないけど、浦谷年良の言う「気持ちのいい」動き、
「フィルムの持つ官能性」という奴なのでしょうね。

アリエッティはそこまで強くはないものの、たとえばアリのたかった砂糖を
つき返す決意を固めて戦装束に身を包むあたり、音楽もあいまってベタだけど
「動きをフイルムで見ないと感じられない」官能性ってものも確かにあると思う。