いろんな意味でツッコミどころ満載だった。悪くはないんだが、細かい点が気になるのよね

・借りぐらし  ・・・   いつ返すの? やっぱり言葉を言い繕っても、それって窃盗じゃないの?  窃盗は言い過ぎだとしても寄生。
              この小人の種族が、人間の生産活動に寄食して、人間同様の暮らしを営むというコンセプトにムリがあるのでは?
              それで人間は恐ろしい、とか言われましても。

・君たちは滅び行く種族 ・・・ これ意表をつくセリフだったので、新鮮に感じた。自分が死にそうだから、いらついて弱者に当たるというのも精神的Sっぽくてありそうな話だ。
                でも、その後、自分の病気の話とかして同情引きたいのだろうか(もう少し自然な形で知らせるようにしないと、鼻につく)。
                その後で、守りたいんだ、とか言われましても。終始、上から目線かよ。形を変えた自己憐憫が義侠心と結びつくという方向性はいいと思うんだが、どうも収まりが悪い。

・スピラー  ・・・  唐突に登場し、ヒロインをさらっていく。滅びゆく種族というテーマ性を打ち出しちゃった以上、ヒロインも生殖をし、次代に絶えることなく続いていくのだ、と言いたいのだろうが・・・
            別に出さなくてもよかったのでは?  なんか、初恋は実りませんでした。アリエッティはスピラーの子を産みます、と宣告されているようで、気持ちの持っていきようがない

・人間と小人の平行線  ・・・ 結局、小人の大人(笑)たちは、人間に対する認識を改めることなく、和解も何もなく、平行線のまま、逃避する結論。
                   それは「大人の判断」としては妥当なのだろうけど、一般的なアニメ作品や旧来のジブリ作品でも、それを否定する「子どもの理屈」がカウンターとして必要なんじゃないの?
                   今回、事の発端がアリエッティと翔にある以上、子ども側が「子どもの理屈」を言い出しにくくなっている。終始、アリエッティが大人の言うことを聞くいい子ども過ぎるんだな。
                   元から大人の理屈に従っているので、そこには反撥も葛藤も成長もない。

・樹木希林  ・・・  魔女宅の、こっそり箒にまたがってみた配送先の家政婦の婆さんみたいなお茶目キャラを期待してたが、ただのドSキャラでした。何がやりたいんだこいつw
             作品の都合のためだけに動いている感じが拭えなかった。