ドラえもんとは小学校の終わりと共にお別れをした。どんな理由だったか
そんなことは覚えてない。大事なことはドラえもんと別れのときがきたと
いうこと。そのとき大変なショックを受けたが、僕は受け入れる力を身に
つけていた。

僕は涙を流し、ドラえもんも涙を流していた。僕の身長は伸びていてドラえもんの
背をだいぶおいこしていた。初めてあったころは同じくらいだったのに、
いっしょにせいくらべした柱の傷やら、ずいぶん傷んで少し小さく見える
ランドセルをみかえすと確実に時間はすぎていることを実感した。