>>161
> 素子はよくビルの高い所に登ってぴょーんと飛び降りるじゃん。
> 壁から天井まで足場にしてありえないようなアクションもしているよ。

え?これはちょっと大げさなハッタリかも知れないけど、「未来世界でサイボーグなんだから別に当たり前」じゃん
建造物の強度なんか含めても全編通して同程度のリアリティレベルの統一がされてるから、別に何も嘘とは感じない


> まったくそんなことはない。

いやだから俺も「カリ城が破綻してる」なんてことは全く言ってない、「アリ」だって認めてるだろ…
カリ城にはカリ城なりのリアリティがあって、その「リアリティレベルの統一」もされているので何も問題ない
だがもし攻殻の世界でルパンのような生身の人間が素子と同じアクションをしちゃったら、それは「嘘」になってしまい破綻する
同様にティーチャーの超絶機動ってのは、クロラという映画の中であのシーンだけがどう見ても嘘くさく浮いちゃってる、
リアリティレベルの統一が崩れてしまっている…と言ってるんだよ


> だがティーチャーが戦局のすべての要とか、倒せば戦争が終わるなんてことが(描写されてないけど)
> もしあったら、それは論理的なウソでもう考えるだけ無駄ってことになる。

ここ今まであんま詳しく触れなかったが一応確認のために書いとくと、RPGのラスボスよろしく
ティーチャー倒した瞬間にロストックが勝ち戦争ショーも終わり万々歳、とか能天気なことを言ってる訳じゃないよ?
(もしそんなつもりであの話を函南にしてるんだったら、いくらなんでも水素があほ過ぎる )

実際には、ティーチャーが倒されることであの戦争ショーを演出してみせている「大人」たちにも戦局のバランスを調整することが出来なくなり
やがてどちらかの陣営が勝利することで戦争ショーが終わり、キルドレたちは今の境遇からは開放される
ただそうなると世界の人々は戦争の悲惨さというものを忘れてしまい、再び本物の戦争が起きてしまう可能性もあり
そこでキルドレがまた便利な殺人マシーンとして利用される可能性だってあり
ティーチャー撃墜後の来るべき世界で、水素やヒイラギ達はまた新たな別の壁にぶち当たることになるだろう

つまり、「ティーチャーを倒せば戦争が終わるファンタジー」と言ったってそうそう単純な話じゃあないし
たとえファンタジーだとしてもこういう「論理的」な考察はいくらでも出来るはずだが?


ていうかこれ、「戦争」とは言ってもあくまでも擬似的に行われている「戦争ショー」だってこと分かってるよね?
お互いに示し合わせた限定ルールのもとで延々と戦いを続けている、まさにサッカーリーグみたいなものなんだよ
例えば基地を爆撃された水素が上司にやたらキレてたけど、あれもそもそも「予告無しで敵基地を爆撃するのはルール違反」っていう設定があるからだ
(映画本編見てるだけじゃ分かり難いけど、この後で新聞紙面に「ロ社基地空爆 事前通告なかった ラ社へ正式抗議へ」とか記事が出てる)
本来あったはずの爆撃予告を水素に伝えなかった上司に対して、水素は怒っているわけ
つまり戦争ショーは所詮人為的な作り物であるが故に、そのルールの一部…すなわち「ティーチャーは無敵」という箇所を破綻させてやることで
ショーそのものが破綻するという可能性は確かに無くは無い
(この辺はまた「アヴァロン」にも似た、コンピュータゲームのルールと、そのルールの破壊でゲームが終わるっていう仮想現実ネタのようにも思えるが…)

ちなみにクロラ世界のその他の新聞記事を見る限りでは、一般市民があの戦争を人為的なショーだと知っている訳ではないらしく
表向きは現実世界のようなある程度の国際法のもとでの普通の戦争と認識されているようではある、
ただティーチャーというのは何故かどちらの陣営にも固定されず、どうやら負けている側について戦局の調整を行っている特別な存在であるのは間違いなく
これはやはりどこかでこの「戦争ショー」を演出し、糸をひいている組織、もしくは「大人」の存在を示唆している

作中では一切正体不明のその大人達こそがキルドレにとっての最大の壁というわけで
水素達がその大人にわずかなりとも一矢報いることのできる現状唯一の接点がティーチャーであるが
先にも書いたとおり、ティーチャーを倒しても本当に戦争ショーが終わるとは限らない
もしかしたら次の新たなティーチャーが送り込まれて来るだけのことかも知れない
そうなったらまたさらに別の方法を考えて、本当に自分の境遇を変えられるもっと正しい道を探していくしかない…
こう解釈するならまぁ別にファンタジーって事もなくなるかね