思えば「さらば」まではその作画や音楽の斬新さに喝采を送ったものだが、
それ以降は「このネタのオチはどこにいくんだ」とハラハラしながら
観たのがヤマト映画の醍醐味だったような。そういう意味では今回は
紛れもなくヤマト。いまどきこんなに観客から心配して観てもらえる映画ないよね。

ヤマトの一番の魅力は「アナログな未来」「アナクロの未来」だと思う。
それは西崎氏も松本氏も同じ。かつて梶原一騎が「巨人の星」で描いた
喪失した日本人像・家族像にも通じるというか。
だからパソコンや携帯やタッチパネルはヤマトには似合わない。
太助(飛雄馬)がスパナ出したのは象徴的。
1974年から2009年の進歩?の方が
2199年から2220年の進歩を追い越した感じがした。