宣伝でやばそうと思ってたから期待度限りなくゼロに近い感じで観に行った
んだが・・・いや、予想外に面白かった。
現実世界とバーチャル世界との齟齬、バトルシーンでのルール不明性による
イマイチ感情移入できないもどかしさはあるんだけど、これはまーこの
ジャンルの弱点なのでしょーがない。逆に感心したのは「家族の気まずさ」
がきちんと描かれていること。侘助みたいな身内の恥的存在や、
身内の唐突な死もある。今のぬるいジブリでは絶対出てこないシーンだよ。

個人的に一番感情移入出来たのは侘助だ。自分もとある事情と状況で親族の
集まりに顔を出し辛くなった人間なので、なごやかな雰囲気が一変し、親族
に背を向けて座っている侘助登場シーンはえらく自分の姿とダブったよw
だから負い目な立場上、なんとか結果を出して故郷に錦を飾りたい侘助の
渇望もわかるし、「軍事AIを米軍に売って大金手に入るから山買い戻せるぜ」
という侘助の発言に顔面蒼白になって「この子は人の道を踏み外してしまった」
と薙刀振り回すばあちゃんの気持ちもよくわかる。
ばあちゃんの遺言の手紙で「侘助がお腹すかしてたらかわいそうだから、
帰ってきたら何か食べさせてやってくれ」というシーンで涙腺決壊。
なんかもう涙が止まらなくなったよ。映画観てこれだけ泣いたのは始めてかも。