ラビン・ユー
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0001見ろ!名無しがゴミのようだ!
2009/07/30(木) 00:10:53ID:Zns8QEcCまどか「元祖さん、たどり着けたら再開するよ。」
0688見ろ!名無しがゴミのようだ!
2010/12/27(月) 00:41:24ID:X6iIoIOt0689見ろ!名無しがゴミのようだ!
2010/12/30(木) 11:01:53ID:EHl6hzLu作者も楽しんでるみたいだし、スルーしてROMしていればいいんじゃ?
ところで、元祖ぱったり来なくなったけど、ハワイに行ったのか?
0690アロハ〜!
2011/01/01(土) 15:56:38ID:yLUkynW6作者「ねえ、彼女どうしたの?ず〜っとビーチに居るけど…」
あかね「いろいろあったみたい。今はそっとしておいてあげよ?」
作者「じゃ…」
あかね「あ、いい。あたし一人で飲みに行くから。」
作者「え?何?その手は。」
あかね「カードプリーズ!」
0691新年に敬意
2011/01/01(土) 20:26:15ID:0kYMOGyB作者様・元祖さん・Dr.さん・最近ROM専の(わし)さん・
前からの皆さん・最近来られた皆さん
あけましておめでとうございます!
今年も、永遠の夏がつづきますようーに!!
ps,
私は雪も大好きですけど、元祖さん、
恭介.まどか.ひかるちゃんにも
輝がやかしい春はおとずれますよ、きっと!!
0692敬意さん、アロハ〜!
2011/01/02(日) 18:32:03ID:2t0/sdHs恭介たちは父の隆が運転するれんレンタカーに乗って、
一路じいちゃん家に向かっていた。
恭介たちの目には、過ぎ去る景色が徐々にモノトーンへ変化して行く。
「お兄ちゃん、何だか怖い。」
「大丈夫だよ。多分、俺たちが次元を閉じているからだろう。」
「みんな…さようなら。」
まなみとくるみは寂しそうに呟いた。
じいちゃん家に到着する一行。
「これで最後か?」
窓から覗き込む。
「はい、おじいちゃん。お世話になります。」
まなみは笑顔を作った。
「ヤッホ〜!」
あかねが明るく振る舞う。
「あかね。先に来てたの?」
「うん。うちの家族も来てるよ。
他の親戚もそれぞれ『長老』の家に移動したみたい。
多分恭介たちが最後だよ。」
「そうか…。じゃあ、早いとこ運び込まなくっちゃ。」
恭介と隆は荷物を家に運び込む。
くるみと一也はふざけ合っている。
「おじいちゃん、今度はどうなるの?」
心配そうにまなみが尋ねる。
「うむ、そうじゃな…みんな揃ったら、午後12時の時報と共に一斉に…」
「一斉に?」
「…一斉に『引っ越し』をするがな、終わればお前たちはすぐにここを出て、
ただ気に入った土地の役所に行って転入の手続きを取るだけじゃよ。」
「3年前と変わんない。」
0693元祖さん、アロハ〜!
2011/01/02(日) 18:34:05ID:2t0/sdHs「え?なんで?」
「お前たちの思い出が強過ぎる。一人ひとり整理するのに一苦労じゃ。」
「そうだよね。あたしやくるみやまなみ…そして、当事者の恭介の思い出…
たくさん残してきたものね。」
あかねの言葉にそれぞれが片付けの手を休め、そっと物思いにふける。
「残してきたかあ…。俺達の心には残ってるけど…もうあそこには…」
しんみりと言う恭介。
すると、急に
「おじいさん…。」
「なんじゃ?ばあさん。」
「それがね、どうしても一人だけ『片付かない』子がいるんですよ。」
恭介はハッとなった。
(もしかして…)
「誰じゃ?」
「当事者の…『まどか』ちゃん。
あの子、どうも…今頃『目醒めちゃった』みたいなのよ。」
「ええ??!!」
恭介たちは顔を見合わせ立ち上がると続きをせがむ。
「それで?…ねえ、それで?」
ばあちゃんはちょっと困った顔で
「完全に『受け入れて』くれてるみたいだよ。」
「じ、じいちゃん!それじゃあ…」
みんなの顔に喜びの表情が!
しかし…
「もう無理じゃよ。」
時計を見ると11時過ぎ。
0694ドクターさん、アロハ〜!
2011/01/02(日) 18:39:16ID:2t0/sdHs「遅すぎた…遅すぎじゃよ。」
「まだ12時前じゃない!!何とかなんないの?」
くってかかる恭介たち。
しかし、『引っ越し』は既に始まっていた。
彼らの周りの景色はどんどんモノトーンへとその色を失っていく。
その頃…
制服姿のまま、まどかは恭介のマンションに来ていた。
ぜーぜーと息が上がる。
(表札が無い!まさか…?)
ピンポ〜ン!ピンポ〜ン!ピンポ〜ン!
しきりに呼び鈴を鳴らす。
「春日クン!春日クン!!」
ドアを叩いて名前を呼んでみる。
でも、何の応答もない。
人が居る気配がまるでない。
(どうしよう…どうしよう…)
まどかの顔は青ざめている。
今は春日家の正体など、どうでもいい。
ただ、『恭介を失う』という事態に、今にも心が潰れそう。
この数日で、自分が彼にした『酷いこと』が蘇る。
(どうしよう?どうしたら…?)
まどかは一生懸命考えた。
(そうだ、確かおもてにここ管理してる不動産の名前が…)
エレベーターも待てず、階段を駆け降りる。
看板の電話番号を覚えると、何度も反芻しながら電話ボックスに駆け込む。
「ハー、ハー、…すみません…○○マンションの…春日さんの…」
息が上がって途絶え途絶えになりながら、引っ越し先を訊くのだけれど…
なんと、3年前から誰も入居していないとの返事が。
0695その他さん、アロハ〜!
2011/01/02(日) 19:01:03ID:2t0/sdHs「そんなはずは…」
「過去の帳簿にも『春日』というお名前は見当たりませんが。」
電話先の女性は丁寧に応対してくれる。
食い下がるも同じ答え。
(そんな…)
まどかはそれ以上何も言えなくなった。
「すみません…。」
電話を切るとその場に力なくしゃがみ込んだ。
(どうなってるの…?)
混乱する頭で考えていると、
(そうだ!おじいちゃんに聞けば…)
急に思いついて立ち上がる。
手帳を出して住所録を探すのだが…
恭介、あかね、おじいちゃん家…アドレスが全部消えている!
「なんで?…何でよ!!」
苛立ちから大声が出る。
気を取り直して一生懸命思い出す。
(覚えてる。多分そう…自信ある!)
そう思って、すぐに電話をしてみるのだが…
0696見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/01/02(日) 19:36:24ID:2t0/sdHs同じメッセージが繰り返し流れるだけ。
何度掛けても同じ。
あかねの家に掛けても…やっぱり同じ。
(どうしよう…どうしよう…)
まどかは不安に駆りたてられ焦り出した。
もう手掛かりはおじいちゃんだけ。
(とにかく…行ってみよう。)
まどかは身支度のため急いで家に帰った。
玄関を開けると
(うっ!何?凄い匂い!!)
自分が吸ったタバコの匂いに驚いた。
まどかは息を殺して部屋に上がると、机の上にはタバコの吸い殻で
山盛りになった灰皿が…。
それを見ている内に、どうしようもなく涙が出てきた。
まるで、恭介と縁を切ったかのような自分の振る舞い。
自分の行いに対する懺悔の気持ち以上に、
恭介のことを『つかの間』でも忘れてしまった、
そんな自分が悔しくて…悔しくてしょうがない。
拭っても拭っても涙が溢れる。
0697見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/01/02(日) 20:44:33ID:2t0/sdHsショルダーに簡単な荷物を詰め、家を飛び出そうと玄関に下りる。
バサッ!
慌てるまどかに蹴飛ばされた紙袋から、麦わら帽子が転がった。
帽子を手に取り、じっと見つめていると
恭介の幼い笑顔が浮かんできた。
(あたし…最低だ…)
着替えた服にもタバコの匂いが…。
(神様!もし許してくれるのなら…
会わせて!!何でもするから…)
家を出るや新幹線に乗るため、地下鉄で駅に向かった。
車内はクーラーが利いており、オーバーヒートした頭を冷やしてくれる。
うつむき加減にシートに腰を下ろし、ふと顔を上げると窓に哀れな自分の姿が。
心がボロボロになっている。
悔し涙が出そうなのを堪えようと
膝に乗せたバッグを持つ手に力が入る。
(神様…春日クンに会いたい…
会いたい!お願い!会いたい…よ…。)
思わず下を向いた。
肩が震えだすと同時に閉じた瞼の間からとめどもなく涙が溢れてくる。
でも、そんなまどかの姿を乗客は誰も気にとめない。
まどかの存在も…今まさに消えつつあった。
0698見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/01/02(日) 21:03:30ID:2t0/sdHs(あたし…春日クンに酷いことした…あたし…あたし…)
ふと見上げると、まだ昼の12時というのに、東の空から
だんだんと景色がセピア色に変化している。
なのに、誰もそれに無関心。
周りは普段通りの駅の風景。
まどかは自分と恭介の間が徐々に引き裂かれて行くのを感じている。
時間も距離も関係ない、もう二度と会うことが出来ない所に
彼は行ってしまった、そんな気がする。
(嫌だ…そんなの、絶対嫌だ!)
ふと顔を上げると、何と
向かいのホームに恭介の姿が!
0699見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/01/02(日) 21:10:54ID:2t0/sdHsホームではアナウンスが流れる。
(春日クン!…会いたかった…)
瞳は涙に溢れ、
彼の姿がぼやけている。
(春日クン…!!)
まどかは『幻』に向かって駆け出した。
新幹線が凄い勢いでホームに入ってくる。
「黄色い線まで!!」
慌てた駅員の制止を振り切る。
ピピピピッーーーー!!!プア〜〜ン!!!!
駅員がけたたましい勢いで警告の笛を鳴らした!!
新幹線も大きな警笛を鳴らす!!
「春日クン…ごめんね…」
幻に向かって話しかけた瞬間、
ドガンッ!!!
凄い音がホームに響いた。
けたたましいブレーキ音と共に、車両は数十メートル先でやっと停車した。
横たわる彼女の周りに事態に気付いた人たちの輪が出来る。
(みんな…なに見てんのよ…)
…血でにじむ涙越しに…周りが赤くぼやけ…
そんな人垣を眺めながら、まどかの魂は
空高く舞い上がって行った…。
0700まどか
2011/01/03(月) 13:11:07ID:DN2iDhJj空は深く、海も街もオレンジ色に輝いてる。
賑わう通りには松明が灯り、ここは今まさに
素敵な夜のワイキキへと変わっていく。
でも…あたしは一人、輝く水平線をぼんやりと眺めながら
あたしの心の中にいるあなたのことを想ってるの。
あたしはいつもあなたと一緒。
0701見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/01/03(月) 15:45:47ID:DN2iDhJjまどか「攻めの姿勢も分かるけどさあ、一人で旅に出ちゃ心配するでしょ?」
作者「ただはぐれただけです…一気に流されちゃって。」
二人「お詫びに〜♪」
作者「そ、それ、高いんですけど…」
という訳で、サーフライダーでの打ち上げはまだまだ続くのであった。
0702見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/01/03(月) 19:41:52ID:lkfESd/80703見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/01/04(火) 21:33:15ID:B5Lfyoznハワイでここ見てないのかな?
0704見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/01/05(水) 11:03:34ID:jdU4qX160705見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/01/05(水) 22:30:01ID:hP0zdtc/喜色悪!!!
0706元祖
2011/01/11(火) 00:18:59ID:pTMsxX0hあたしはず〜っとアク禁中で、ハワイでも作者様と逢えませんでした。
ホテルのネット環境は公開プロキシで書き込み出来ないし・・。
モアナサーフライダーあたしたちも行ったのに〜!
ワイキキもアラモアナも行ったけど、それらしき人は居なかったなあ。
天気も波も良くって、最高の日々。サーフィンも楽しかったです。
もしかして、ここかな?ってとこでまどかちゃんを待ってたけど・・
逢えるわけないですよね。
やっぱ日本は寒いですね〜。あたしたちは日焼けでゼミやバイト先の
みんなにからかわれてます。
ところで、まどかちゃん、せっかく目覚めたのに・・
でも、流れから時空に巻き込まれた感じが・・
だから、死んじゃったのではないと信じてるし
恭介クンやあかねちゃん、おじいちゃんなら
何とかしてくれますよね?
遅ればせながら、皆様明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い申し上げます。
0707元祖
2011/01/11(火) 06:52:13ID:pTMsxX0hさあ、今日も一日・・のんびり行きましょうね!
0708見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/01/11(火) 15:26:26ID:Mw7E7CZvアク禁ならしばらく黙っていよう。
0709見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/01/11(火) 22:34:27ID:7FPWPhsUあかね「他人事と思ってるでしょ!甘いんだから!」
まどか「ほ〜んと。」
0710見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/01/20(木) 12:08:01ID:ZIj4vczxそれはそうと、まどかの慌てっぷりは凄いな。
そんなに反省しなくても・・・と俺は思うが。
で、まどかの魂はどこに行ったんだ?
まさかこの先あの世での展開になったりしないよな?
0711元祖
2011/01/26(水) 22:47:47ID:WZzd8jBtお友達のパソもアク禁になっちゃったし‥
作者様は大丈夫かしら?
あたしはまどかちゃんの言葉が引っかかっるんですけど。
まさか、あのシーンでFINEってことはないですよねー?
これじゃ、「あの日」よりトラウマになっちゃいますよ〜!
0712見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/01/27(木) 08:28:38ID:ftCfW/nI0713見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/01/27(木) 12:02:34ID:b3HyQ9Im恭介への想いを深めたままビーチに佇んでる感じもするし
それで「Fine」はある意味印象深い終わり方だと思うが。
だが、701や709で顔出してるってことは、やっぱ終わんないだろうな。
0714元祖
2011/01/27(木) 23:14:35ID:rlab3a0p覚醒してからずーっとまどかちゃんの心情が描かれてるだけで
恭介クン全然登場してないんですもん。
だ、か、ら〜‥終わる訳ないですよね?
0715見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/01/27(木) 23:25:49ID:ftCfW/nIもうちかれた。
0716元祖
2011/01/27(木) 23:53:11ID:rlab3a0p嘘ですよね?
0717見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/01/27(木) 23:59:15ID:Sd4mgmuHあかね「そうそう!待っててね〜♪」
0718元祖
2011/01/28(金) 00:13:03ID:TmuS5Rhxまどかちゃん、あかねちゃん、有難うー!
0719見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/01/29(土) 00:35:00ID:rKgr6n0c0720元祖
2011/01/30(日) 22:02:21ID:2Kx1Zcdrサッカーにはあまり興味なかったんですけど
ついつい熱中しちゃいました。
大学生のまどかちゃんやあかねちゃん、恭介クン達も
観戦したのかな?
0721見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/01/30(日) 23:28:30ID:EG5E1PSP0722見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/01/30(日) 23:49:10ID:jkYpUX2C0723見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/01/30(日) 23:51:05ID:EG5E1PSP0724見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/01/30(日) 23:53:24ID:YZ5Y/f790725見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/01/31(月) 23:41:56ID:fxz1u7/L0726見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/01(火) 13:54:40ID:W/jByg7U0727見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/01(火) 21:55:11ID:rKKwX3Tdまどかは新幹線だからひかるは山手線で十分 www
0728元祖
2011/02/01(火) 22:31:31ID:2+eSWrTW0729見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/01(火) 23:33:25ID:rKKwX3Td0730お前
2011/02/01(火) 23:42:27ID:5X1RjckX0731見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/02(水) 00:00:17ID:kCkA/Bxj0732見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/02(水) 09:34:13ID:ujZx1xKm0733見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/02(水) 12:17:33ID:9qBM7ndE0734見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/03(木) 23:27:15ID:GYNzl+Px0735見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/13(日) 01:09:06ID:NJj5AwFT0736見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/15(火) 23:44:51ID:ABAkzAiY0737見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/16(水) 22:23:22ID:wocXrHJF0738見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/17(木) 11:08:47ID:HNr0df2v0739見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/18(金) 22:51:17ID:gkzYGYfG0740見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/19(土) 12:24:28ID:OiRqgbdi0741見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/19(土) 18:59:45ID:QJllVUTX0742見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/19(土) 22:14:27.94ID:TOS03RAN願かけです。
0743見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/19(土) 23:58:03.56ID:QJllVUTX0744見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/20(日) 00:28:23.43ID:ZNfnS+WE0745見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/27(日) 22:31:56.31ID:0NvrtANn「あれ?な、なんだよ?」
みんなの動きが止まった。
「ねえ、みんな!ねえ、じいちゃん!」
自分以外はモノトーンの空間の中で止まっている。
(…?俺、どうしちゃったの?)
ヒュン、ヒュン、ヒュン、ヒュン!!
空気の渦が音を立てて恭介を包む。
止まっているみんなの姿が捻じれるように流れていく。
(みんな!…ねえってば…!)
しばらくして…
(……?)
重たい瞼を開くと、暮れなずむ青空に星が輝いている。
ふと気付いて身を起こすと目の前には夕陽の名残で輝く海が…。
振り返ると、メインストリートに松明が灯っている。
(あれ?ここは…!)
そう、『あの日』時間の歪みを生んだ場所。
恭介は立ち上がり辺りを見回すが、あの時と同じ。
夕暮れの浜辺には、数組のカップルがいる以外は
ストリートの方で喧騒が聞こえているだけ。
(じいちゃん…親父…)
誰も居ない。
(何でここなんだよ?)
迷路に放り出されたらしいことは解ったけれど…
(オレ、どうなったんだよ?…どうすりゃいいんだよ…)
途方に暮れ、力無くその場にまた座り込んでしまった。
0746見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/27(日) 22:33:50.68ID:0NvrtANn(あたし…)
まどかは無意識に自分の両手を眺めていた。
(死んじゃったの?それとも…)
そんな自問自答をしている自分に気づく。
甘く香る風が頬を撫でる。
夕方のビーチに吹くそよ風に目を覚ますと
ゆっくりと起き上がり、体に着いた砂を手で払った。
(何でこんな所に居るの?…あ!…ああっ!!!)
ついさっき、駅のホームで凄い勢いで跳ね飛ばされたことを思い出した。
蘇る生々しい記憶に慌てて自分の体を触り、目で見て確かめる。
痛いところはないし、血も出てない。
(なんで怪我してないの…?なんで『ここ』なのよ?)
あらためて周りを見渡すと
(な…なに?!ここ…??)
海を見ると、遠くまで綺麗なエメラルドグリーンに輝いている。
空を見上げると、今まさに消えようとする夕陽のすぐ上に…大きな惑星が二つ!
遥か遠くにいくつもの『銀河』がはっきりと光り輝いてている。
(ここは…天国? あたし…あたし…)
後ろを振り返ると、見覚えのあるストリート。
松明が灯っており、その向こうには高層ホテルが立ち並ぶ。
ストリートに面して照明に輝くストアが並んでいる。
0747見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/27(日) 22:37:48.67ID:0NvrtANnもう一度振り返り海と夜空を見上げると…全く違う!
(どうなって…え?)
不意に胸がギュッと締め付けられた。
(…な、何?…この感じ…。この感じは…!)
急にまどかの心が『彼』の存在を感じ出した。
(…春日クン?)
辺りをキョロキョロ見渡すのだが、彼の姿はない。
(でも…『感じる!』)
まどかは立ち上がると白く輝く砂浜を、感じる方へと歩み出した。
(どこ?…どこ?春日クン!)
まどかは瞳を閉じて五感を研ぎ澄ます。
すると…急にホロッと涙がこぼれた。
目の前に恭介が居るのに見えないでいる。
0748見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/27(日) 22:37:52.15ID:5fNvxXaI0749見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/27(日) 22:39:14.13ID:0NvrtANn(…?…あゆ…鮎川?)
振り返るのだが、地元の人たちや観光客しか居ない。
二人はお互いを感じ、向き合って見つめ合っているのだが、
でも…お互いの瞳には、相手の姿が映らない。
(…な訳無いよなあ…)
恭介はビーチの上に寝転がって、ぼんやり空を眺めた。
(どうしよう…)
二人は異なる次元、異なる時の同じ場所に居た。
「かすがくーん!!」
ビクッとして起き上る恭介。
また辺りを見回すのだが…
(鮎川…)
夕陽に照らされた恭介の頬にも涙が伝う。
「かすがくーん!!」
まどかはもう一度叫んだ。
0750見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/27(日) 22:41:32.46ID:0NvrtANn恭介は涙を拭い辺りを見回す。
何かを感じているのだが、今一つはっきり解らない。
(…そうだ!鮎川のコンドミニアムに行ったら…)
恭介は立ち上がると急いで彼女の別荘に向かった。
一方、まどかは落胆している。
空と海以外はまるでハワイ。
でも…ひょっとして自分のコンドミニアムが
(あるんじゃないかしら?)
そんな気がして行ってみることにした。
歩き出すと、何もかもが同じに思える。
すぐに、ストリートに面した『別荘』に着いた。
一階フロアはガラス張り。
ビキニにTシャツを羽織っただけの女性やアロハ姿のセレブで賑わっている。
見上げてみても、いつもと何も変わらない。
大きな自動ドアを抜けるとフロアの壁一面に鏡がはめ込まれている。
まどかはあの夜、ここでこの鏡を見ながらイヤリングを着けたことを思い出した。
(何から何まで同じなのに、海と空が違う。一体…)
まどかは力なく鏡を眺めた。
(え?)
慌てて振り返る。
恭介は居ない。
もう一度鏡を見ると恭介がこっちを見ていた。
0751見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/28(月) 04:27:27.97ID:B3JPnLF9慌てて振り返るのだが彼女は居ない。
二人とも同じことをしていた。
そして…二人とも相手が鏡の向こうにしか居ないことに気がついた。
鏡の向こうのまどかの瞳が涙で潤んでいる。
二人は鏡に近づくと見つめ合う。
まるで目の前にお互いがいるかのように…
「春日クン!春日クン…」
「鮎川!」
互いの名を呼び合うけれど聞こえない。
でも、互いの口元を見ると、やはり名を呼び合っている!
まどかはたまらず鏡に近づき何かを呟いた。
恭介は彼女の口元を読む。
「あ、い、た、い…逢いたい?」
0752見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/28(月) 04:29:32.53ID:B3JPnLF9彼らには二人が鏡に向かって話している姿が理解できない。
まどか以外の者には恭介の姿が見えず、恭介の世界でも同じだった。
当然二人の行動は奇異に映る。
彼女はまるで恭介に包まれたいかのように
鏡に両手のひらと頬をそっとつける。
そんな姿を見て恭介も鏡に近づく。
鏡の向こうで悲しむ彼女を今すぐにでも抱きしめたかった。
まどかは彼に触れようと自分の両手を押し付けた瞬間、
向こうに抜けるようなヌルッとした感触を最後にプツッと意識が飛んだ。
0753見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/28(月) 04:30:56.55ID:B3JPnLF9今度はベッドの上で目を覚ました。
ゆっくりと身を起こすと、辺りを見回す。
体中に酷い疲れを感じている。
倦怠感に包まれ、頭もボンヤリしている。
(……鏡は? あれ…?春日クンは?)
まどかは今が夢なのか現実なのか混乱している。
(ここって…うちのコンドよね?)
恐る恐る部屋を見渡すが、カーテンの隙間から街の明かりが漏れてくるだけで
暗くて今一つ状況が分からない。
ベッドを下りるとそっとリビングを覗いてみた。
人の気配はまるでない。
明かりを点けるといきなり眩しい。
目が慣れてくると、あらためて自分の体を確かめるように見てみる。
恰好は家を出た時のままで、履いていた靴が床に転がっていた。
0754見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/28(月) 04:32:36.34ID:B3JPnLF9リビングのミラーに映る自分の額に裂傷が。
そっと触れると指先にうっすらと血がついた。
(やっぱり怪我してる…)
リビングの時計を見ると現地時間で18時を回っている。
でも、腕時計は12時11分を指していた。
(ひょっとして…?!)
辻褄を考えるより先に『予感』で心が動き出す。
『あの場所』に彼も来てそうな気がしていた。
そう、二人の身に何か有った時、二人が出会える、
そこは自分と恭介の『約束の場所』。
まどかはキッチンに行くとシンクの裏をまさぐる。
(あった!)
貼り付けておいたルームキーとクレジットカードを取り外すと
ポケットにねじ込み、すぐに玄関から飛び出して行った。
0755見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/28(月) 04:34:47.08ID:B3JPnLF9胸の高鳴りを抑えられない。
エレベーターの扉が開くとちょっと期待して鏡の方を見てみるけれど
そこには賑わうフロアと自分の姿が映し出されているだけで…
(さっきのは何…?とにかく行ってみよう!)
外に出ると夕暮れの通りは賑やか。
妙な気分のまま、小走りでビーチに向かう。
ビーチに近づくにつれドキドキしてきた。
(感じる…!!)
確信めいたものを…『彼も来ている』のを感じている。
人混みを抜け夕焼けの名残に輝くビーチに着いた。
キョロキョロと辺りを見渡すと…
「あっ!!…居た!!」
『彼』が海を眺めながらビーチに座っている。
(あたしのこと…待っててくれたの?それとも…夢?)
0756見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/28(月) 11:56:34.15ID:2RP8DKi4妄想当初のシリアス路線で行って欲しかったんだが・・・・
0757見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/28(月) 22:40:09.35ID:fzMPhAMZ今日はこれで終わり?って。
作者様〜、違反ですよ〜!(嬉しいけど!)
756さんとは見解違いますが
ビックリな展開、ステキです!
練ってたんですよね〜?
まだ続きそうで、楽しみです!
0758見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/28(月) 23:00:05.49ID:halthlB5まどかの旅立ちで止めときゃいいのに・・・・・ついて行けませ〜ん。
0759見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/02/28(月) 23:14:35.85ID:hhVyun1K「あの日」までは頑張ってみたんですけど・・・
>元祖さん?
コテハン止めなくっても。いつも応援有り難とう!お勉強頑張って下さいね。
>758さん
ハワイ大好きなんです。すみません・・・
0760見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/01(火) 23:41:39.83ID:Rt4ISNPLきっと夕日が沈むシーンが蘇ると思います。
まどかちゃんと恭介クンが出会うシーンは
あの風景とオーバーラップして
とっても感動的です。
でも、二人はどうなっちゃうのかなぁ?
また1ヶ月待つのかなあ
長期連載願ってま〜す。
0761元祖
2011/03/03(木) 22:53:53.68ID:GT35CIaHお勉強のほうは、バイトやハワイにうつつを抜かしてたせいで
かなり‥かなりヤバいです!
先輩に大幅に添削され〜の
ボスには血祭りにされ〜の
‥まどかちゃん、助けて〜〜!
0762見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/03(木) 23:41:57.52ID:xqP5dTTG0763見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/03(木) 23:59:13.71ID:NQDOEG8p何が起こっているのかサッパリわからん
0764見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/04(金) 00:35:08.36ID:utGbN0dH0765見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/05(土) 23:59:25.04ID:81SIEIUe砂を踏みしめ近づくと、そっと声を掛ける。
「春日…クン?」
「え?!」
びっくりして振り向く恭介。
そこには夕陽に照らされた彼女の姿が…
輝く瞳に涙をたたえている。
「…!!あ、鮎川?」
「春日クン!!!」
まどかはしゃがみ込むと、恭介の背中越しにしがみついた。
まどかは頬を寄せて唸るように繰り返す。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…」
彼女の頬を幾筋もの涙が流れ、恭介の頬にも伝わる。
「もういいって。でも…
…良かった、また会えて。」
まどかはコクリと頷いた。
恭介は力強く抱きしめてくる彼女の両腕を両手でそっと包みこみ
彼女の言葉にならない強い想いを受け止めてあげる。
(わかったから…もう大丈夫だよ。)
二人はそのまま動かずに、互いの想いを確かめ合った。
夕陽が沈みきったゴールデンアワーも終わりがけに
二人の姿はシルエットになって溶け込んでいた。
0766見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/06(日) 00:01:20.91ID:EdvaUmL4(え?)
二人は声がした方を見ると、あかねが他所を向いて立っていた。
(な、なんでこんな所に!)
二人の心の声に
「いつまでやってんのよ、んもう。」
二人は離れ、まどかはあらためてあかねを見た。
すると彼女はまどかの顔を覗き込むように
「覚えてる?あたしのこと。」
「もち…ごめんね…」
そう言うやあかねとまどかはどちらからともなく抱き合った。
恭介はちょっと安堵の笑みを浮かべて二人を眺めている。
0767見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/06(日) 00:03:18.86ID:81SIEIUe「ねえ、あたしたちどうなってるの?何でここに…」
遮るようにあかねが
「まどか、お腹減らない?話が長くなるからさ。」
「俺何も持ってないよ。」
「あたし、カード持ってるけど…取り敢えず何か買おうか?」
(…って、あたしまだ夢見てるのかしら?このカード使えるの?)
あかねは無意識に心を読んでしまい
「大丈夫よ。とにかく飲み物と食べ物を…パワー使い過ぎて
お腹ペコペコなんだあ。」
「あ、うん。」
さっさと歩き出すあかねの後ろに着いて行きながら
(へ〜、『パワー』かあ…なんだか面白そう。)
ひかるを受け止めた時に見たあかねの姿を思い出した。
0768見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/06(日) 00:04:15.78ID:EdvaUmL4お店の照明が眩しいくらいに輝き、『今』が『夢の中』のような感じを覚える。
3人はビーチ向かいのストアに行くと、サンドイッチやカクテルを買い込んだ。
「あれ?鮎川、おでこ…」
「血出てる?」
「いや、止まってるみたいだけど…どうしたの?」
「うん…」
まどかには語り尽くせないほどの想いがあった。
表情から何となく解る。
下を向くまどかを思いやる恭介。
(んもう、なに二人の世界に浸ってんのよ。)
あかねが割り込んで
「それで済んだんだから感謝しなくっちゃ。」
そう言うと、まどかの持つカゴを引っぱる。
「あ、このラップ、美味しそう!ホウレン草かなあ?え〜っと、飲み物は‥」
まどかは今の自分に戸惑いながらも、あかねの言う通りにカゴに入れて行く。
レジに着くとアロハを着たロコの店員が
「ALOHA!」
「…ALOHA…」
彼女にカードを見せながら尋ねてみる。
「Check please…Can I?」
「OK!」
そう言うと店員はカードを受け取った。
(大丈夫かしら…)
レシートを渡されサインを促された!
「Thank you.」
ニッコリ笑みを作る店員に
「Thank you…」
(使えた…)
0769見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/06(日) 00:05:09.73ID:EdvaUmL4「大丈夫?」
「暗いし、わかりゃしないって!」
あかねは袋の中からラップとドリンクを取り出すと、すぐに頬張った。
恭介は缶コーヒーで喉を潤す。
まどかは懐かしそうに二人を見ながら
(いつもと変わんないんだけどなあ…)
なんだか妙な気分になる。
そんな視線にふと気づいて、恭介は尋ねてみた。
「鮎川…俺たちのこと思い出してくれた?」
「うん。全部…恥ずかしいよ、あたし。」
恭介に暴力を振るったことや、妹達やあかねにに酷い態度をとったことなど
思い出すだけで顔から火が出そうなほど恥ずかしい。
そんなまどかを気遣う恭介。
心配事と言えば、自分達をまどかが受け入れてくれるのかということ。
「いいって。それより、いつかは言わなくっちゃって思ってたんだけど。」
「でも、ホント驚いた。春日クンもあかねも『不思議な力』持ってたんだ…。」
まじまじと二人を見つめるまどか。
(まどか…)
口いっぱいに頬張っている自分の姿が急に恥ずかしくなった。
ゴフッ!ケヘッ!
「大丈夫?慌てて食べるから…」
まどかはあかねの背中をさすってやる。
「ところであかね、説明してくれよ。一体俺たちどうなってるのか。」
0770見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/06(日) 00:05:53.89ID:EdvaUmL4恭介に(ちょっと待って)と手をやって、『Pina Colada』をゴクリと飲んだ。
「ふ〜、美味しい!」
あかねが落ち着くのを待って、まどかが恭介に続けて訊く。
「ねえ、どうなってるの?あたしたち。」
見つめてくる二人にあかねは得意気に語り出した。
「咄嗟に時を止めちゃった。でさ、まどかと恭介を飛ばしたの。」
「ここは?今はいつなんだよ?」
「あたし…海も空も…それに…」
恭介とまどかは顔を見合わせ
「鏡…!!」
同じ言葉を口にした。
鏡越しに見つめ合った『悲しい想い出』が蘇る。
「え〜っと、まどかだけおかしな所に飛ばしちゃって…」
「そう言えば大きな『月』が二つもあったわよ!」
「ウソ〜?!」
恭介は驚いている。
「あたしも解んないんだ、そこがどこか…」
0771見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/06(日) 00:10:50.74ID:EdvaUmL4「でね、なんかやばいなあって思ってたら…」
あかねはちょっと口ごもるのに、まどかは急かす。
「思ってたら?」
すると…あかねはちょっと恥ずかしそうに
「『逢いたい』って(声が)聞こえたから…」
(…!)
まどかと恭介は赤くなった。
そんな二人をちらっと見て
取り繕うようにあかねは続けた。
「でね、取り敢えず恭介の居る所に連れ戻さなくっちゃって思った訳よ。」
「お前は?」
「着いてきちゃった。だって、心配なんだもん。」
「でも、今は止まってないけど…」
まどかは辺りを見回す。
「さっきの所もここも、あたしたちが居たところとは別のワールドなのよ。」
「どういうこと?」
0772見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/06(日) 00:13:27.02ID:EdvaUmL4流れてる。恭介たち一族は、何かまずい事がある度にそこを『移動』してきた。
そして今回、移動しようとしたまさにその瞬間、
あかねが自分たちの居た時間を止めてしまった。
「じゃあ、今あたしたちが居る世界には別のあたしたちが居るの?」
「もう一人のまどかが居るのは確かだけど、あたしと恭介は…?
まあ取り敢えず、移動しても一番安全な所にやって来たってこと。」
「向こうはどうなってんだよ?」
「そうよ、あたし死んじゃってるかも…」
「それはないよ。だって今生きてるじゃん。」
「でも…凄い勢いでぶつかったし。」
「何に?」
まどかは震えるように両腕で自分の体を包んで
「…新幹線。」
「じゃあ、おでこの怪我は…」
「うん…でも、こんなんじゃ済まないはずよ。」
あかねは呆れ顔でまどかを見ながら
「みんなが言う『奇跡』ってやつよ。
ホントは瞬間、ばあちゃんが助けてくれたみたいだけど。」
「そうなんだ…」
まどかはそっと額をさすった。
0773見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/06(日) 00:14:23.50ID:EdvaUmL4「取り敢えず、あっちは止まってると言うか…
時間の流れがすっごく遅くなっててぇ…
あっちの1秒が、こっちで過ごす1日位かなあ?」
(…ウソォ〜!!)
驚きのあまりまどかと恭介は絶句する。
そんな二人を気にせずに、もう一度頬張るとまたモグモグしながら
「ところで、まどかは…あたし達のこと…」
いきなり話を変えるあかねに意表を突かれるけれど
「え?…う、うん、別に…ちょっとびっくりだけど…」
星空を見上げると
「今の気持ちが本当のあたしの気持ちだよ。
あかねは親友だし、春日クンとは…だし。」
「なに?」
真顔で『そこ』を訊こうとする恭介に
「…んもう!ばか。」
まどかは他所を向いた。
0774見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/06(日) 00:15:17.57ID:EdvaUmL4あかねは笑いながら
「じゃあ、決まり。ここに長居すると、またおかしなことになるから
早く戻らないと。」
そう言うあかねを恭介はまじまじと見ている。
「何よ?」
「いや…お前、いつの間にこんな力を…」
「大した力じゃないよ。まどかの気持ちを変えることは出来なかったし。
恭介はそれが出来たでしょ?あんたの方がずっと凄いよ。」
「別に俺は何にも…」
チラリとまどかを見ると彼女と目が合った。
「あたしも…別に…」
お互い照れて下を向く。
力と言うより…『想い』だったと二人には思えるのであり…。
「ねえ、帰ったらどうなるの?」
「帰ったら解るよ。…あ、あたし達のことは他言無用よ。」
「うん。」
「お前、帰ったら…」
「う〜ん…『掟』破ったからなあ…こっぴどく叱られるだろうね。
また辻褄合わせにじいちゃん達、奔走しなきゃいけないだろうし。」
まどかはあかねの手を取って礼を言った。
「有難う。本当に有難う。」
3人に笑みがこぼれる。
「じゃ、行くよ。」
月に照らされ3人は手をつないだ。
瞳の中を一斉に無数の星が流れて行く。
まどかと恭介の意識が薄れて行って…
0775見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/06(日) 06:35:55.33ID:Gfg52soeまた一気に・・・
帰ってから読もう。
0776見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/06(日) 20:01:00.80ID:SjxKcnlG0777見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/06(日) 21:18:57.91ID:SjxKcnlG0778元祖
2011/03/06(日) 22:00:26.75ID:cs2G+37I何日かかけてゆっくり読んでみまーす。
0779元祖
2011/03/06(日) 22:05:15.78ID:cs2G+37I釣果はいかがでしたか?
0780見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/06(日) 22:24:03.40ID:SjxKcnlGおまえが釣られてるしw
何日かけても無理なものは無理!!!
0781見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/06(日) 23:14:08.74ID:Gfg52soe悪いか?
0782見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/06(日) 23:24:29.99ID:cs2G+37I皆様、お休みなさいませ。
0783見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/10(木) 21:57:21.72ID:fH1aKflR→と思いきや、どっかハワイと似た別次元の地球外惑星Bに飛ばされ
→でも、恭介が飛ばされた世界Aに連れ戻され再会。
恭介:「引越し」寸前で別の世界Aに飛ばされ、まどかに会えそうで会えず
まどかの別荘で鏡越しに再会を果たすもつまみ出される。
→諦めそうになったところ、何とビーチで再会。
あかね:恭介を別世界Aに、まどかを別世界Bに飛ばし、まどかは死なずに済むが
飛ばした先が恭介のそれと違うことに慌てて、恭介のいる世界Aに飛ばし直す。
ということでOK?
0784見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/10(木) 22:01:18.09ID:fH1aKflRで合ってるか?
0785見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/10(木) 22:34:27.24ID:4wEmkQxBでも、あかねちゃんはどこから2人を動かしてたのかしら?
0786見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/10(木) 23:36:47.59ID:PAai6d5X0787見ろ!名無しがゴミのようだ!
2011/03/10(木) 23:56:50.52ID:4wEmkQxB「合わない」方もおられるんですね‥
783さん、どうぞお気になさらずに!
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