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ラビン・ユー

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0001見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/07/30(木) 00:10:53ID:Zns8QEcC
お引越し!

まどか「元祖さん、たどり着けたら再開するよ。」
0056見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/09/11(金) 17:31:18ID:JlBDATYn
>41
>全ての元凶は元祖。
>こいつの登場以前は、何だかんだ言ってもここまで荒れなかった。
>でしゃばり過ぎなんだよ
>この糞コテが

おぬしはこの時点で、ここが荒れることを望んでいなかったんじゃないのかな?
ワシにはどう見ても、相手にされていないおぬしがヒステリー起こしているとしか
思えないのだがなあ。
おぬしが書いている内容と言い、表現と言い、こっちが恥ずかしくなる程
稚拙極まりないし、ヒステリー起こしているおぬしは、ほんと見苦しいぞよ。

>俺みたいなのをスルー出来ないおバカさん
このような表現を、自ら晒す低能振りに、悲しさを通り越して笑ってしまう。
おぬし、頭の悪さは別にして、ホントは単純で可愛いやつかも知れんなあ。
まあ、好きにやればいいさ。どんどんやれ。気が済むまでな。
あ、その前に、どこかちゃんとしたところ受診しなよ。カウンセリングもな。
これ以上、家族や他人に迷惑をかけるなよ。
0057見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/09/12(土) 11:53:38ID:u7GuLb6O
56氏よ、
この作者は、あっちこっちにほぼ同時進行の撒き餌をしかけているぞが、
今のところ、最も進んでいて(まどかが帰国して大変なことになっている)
敬意はまだ知らないのか、オレと元祖しか来ていないスレがある。
あんたも探して来てくれ。ここの検索じゃ解らんと思うから知恵を使ってくれ。
ヒス野郎はここに張り付いていてもらおう。
0058見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/09/12(土) 13:32:41ID:p7taZOfz
ああ、知ってるよ。
ひかるがまどかの家に押し込むところまでならな。
ワシはROMでそれなりに楽しんでるよ。
0059元祖2009/09/12(土) 19:24:01ID:3MKNQteA
「俺みたいなのをスルー出来ないおバカさんが、」
↑荒らすから当然叩かれる。スルーしない者が悪いかのごとく言う
あなたの論法が前提として間違ってるでしょ!

「エラソーに講釈タレやがって常識ぶってんじゃねーってのw 」
↑講釈されてるのではなく説教されてんでしょ!
それに、言われていることは常識だし・・。そう思えるあなたが卑屈なだけ。

「これからも荒さしてもらうんでヨロピク(大爆笑) 」
↑卑屈な引きこもりさんが開き直ってる・・(苦笑)
0060見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/09/13(日) 07:05:14ID:J4nKGuwJ
57さん、おさそいありがとう!resペーです。
元祖さんがこっちにUPということは、エピローグ迎えたの?

今度のかくれんぼにはお手上げです・・・。

わ、わたしではダメですか・・・ 見つかんないですか・・・

だ、だれか・・・

答えてよおぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
0061見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/09/13(日) 07:15:36ID:J4nKGuwJ
あ、下げわすれた!スミマセン。
0062見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/09/13(日) 12:20:38ID:TlZNoiML
よ・・・読みたい
0063見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/09/13(日) 19:14:15ID:GN5Ega8A
何の苦労もせず、0.5秒で移転先発見。
次も行くんでヨロピク(大爆笑)
0064見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/09/13(日) 21:05:55ID:GbHPtncC
それ違う可能性があるよ
0065見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/09/13(日) 21:29:23ID:n2PpU0/y
今のところ、ここ入れて3か所だが。57と58のレスから、まだ他にあるのか?
0066あるはず2009/09/13(日) 21:49:53ID:GbHPtncC
ある
あんたが知らないのならあんたのあずかり知らないところで勝手に出来たのかも
0067見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/10/07(水) 23:35:36ID:OkJPxToM
あるんならどなたか教えて下さいまし!!!一体どこなのよ〜〜〜〜〜!!!
0068元祖2009/10/23(金) 01:11:17ID:vbLyi1dZ
いろんな所探してますが、今のところ私が知りうる限り、一番進んでるのが
・・とにかく、29からすでに80話くらい進んでます。アドレス張ったら、
荒らされるのは必定だし。

それにしてもresペーさん、お見かけしないけどROMに徹しているのかしらん?
0069見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/10/23(金) 07:27:51ID:9nlemn/P
元祖さんおひさです。スレ主Dr,さんも、こっちも見てるかな?
あれから2ch以外の潜れるブログや小説サイト等、縦覧してますが
見つかりません・・・。文献検索みたいにうまくいきませんね〜。
ちょっとブルー入ってROMってました。

とりあえず、私の捨てアド張っておきます。何かヒントでもあれば下さい。
今回の私の足跡は、アドに残します。お二人さんなら解りますよねー!
(いたずら心と、ちょっとした意地ですかね)

[email protected]
0070見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/10/25(日) 22:18:52ID:cvj9TzvD
自分も初回からの読者です。
捨てアド晒すので、どなたか教えて頂きたいです。元祖さんご教示頂けませんか。
0071見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/11/03(火) 18:19:48ID:IJbwY09J
よそ者だが、此処は一体何のスレだ?
0072見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/11/03(火) 21:11:22ID:Em3LmmIJ
お前さんの来る所じゃない
0073見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/11/05(木) 23:50:44ID:qGOeqLO5
休みになると、湧いて出るスレ。
0074元祖2009/11/08(日) 22:28:46ID:+hr8RYVc
ドクターさん、凄い勢いでコピペしてるけど、作者様が地道にupされてる作品なんだから、もう少し大切に…。
0075見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/11/08(日) 23:45:38ID:pCKzTju/
>元祖
コピペできるときに一気にな。
つーか、お前も手伝ってくれよ。
0076見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/11/10(火) 13:55:07ID:aEoDUOug
また始まったな・・
0077元祖2009/11/10(火) 18:58:32ID:Dk9xBq6M
今日はまどかちゃんのレシピで白ワイン〜。
0078見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/11/10(火) 19:35:32ID:XjgvKhjP
カツカレー?おつかれ!
0079元祖2009/11/10(火) 20:03:37ID:Dk9xBq6M
彩り野菜のコンソメジュレです。
アレンジしてみました。
こっちのほうが、味がからむんですもん!
0080見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/11/15(日) 07:30:49ID:qzaGLdvq
>元祖
そろそろこっちでも続きコピペしろよ。
オレは今日は忙しくなりそうだから。
0081元祖2009/11/15(日) 11:24:22ID:NK2CxaHk
気が向いたらしま〜す。
0082見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/11/21(土) 18:41:02ID:qqTPpzVw
元祖さん、あなたが頼りなんだから!
本スレではどうなってるの?
以前誰かが、ひかるがまどかの家に乗り込んだみたいなこと書いてたけど
気になる。
0083元祖2009/11/21(土) 22:51:58ID:7ZyoDgGL
大学も家もアクセス禁止くらってるんです〜。
携帯じゃあ、コピペ面倒くさいし‥。
ところで、本スレかどうか分からないですが、
恭介クン、告白したところで
ずーっと止まってます。
作者様、アクセス禁止されてるのかしら?
それとも、またどっかに引っ越しされたのか?
全力で探してるんですけど、
やっぱりアク禁なのかなあ‥?
取りあえず、回復したら
コピペしま〜す。
0084見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/11/22(日) 00:25:05ID:py79k+LW
コピペに協力したいけどなあ。元スレしらないし、教えてもらえないのは
信用問題なんだろうけどもどかしいよ。もとはといえば変な輩がいたからなんだよな。。
0085見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/11/23(月) 08:51:54ID:1COVc8Pd
今日もないのか?
0086見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/11/23(月) 23:42:09ID:GnLWWkQm
続きうP期待してます
0087見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/11/25(水) 16:14:55ID:H7JhoHd3
祈!アク禁。怒涛のコピペ期待しているよ。
0088見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/11/25(水) 20:39:35ID:t71qVc+I
アク禁 泣
0089元祖2009/11/30(月) 23:09:39ID:24epBv9/
スレ主さん、コピペ再開されたのかなあ?
私はまだアクセス禁止中です。
ところで、マリーさんがまどかちゃんに捧げる唄、
Amerieのcrazy wonderfulがピッタリって感じ!
まどかちゃんファンの私としては、
歌詞が合うんですよね〜。
0090見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/02(水) 11:01:52ID:hlkoHldS
どんだけまどかLOVEなんだよ!
0091見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/06(日) 23:05:21ID:/FzfIV3L
次はいつかな・・・
というか、絶対、誰もきてないよな。特定の数名以外・・・。
0092見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/07(月) 21:02:09ID:qay+TVpK
俺、その数名の内の一人!
0093見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/07(月) 22:16:26ID:hCORTmDE
オレも。
0094見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/08(火) 00:14:12ID:RWAEVJIF
何というか、作者の自由といえばそれまでなんだけど、公共媒体使って
期待させている分、読者への誠意もあってほしいなぁと思うこの頃。
俺はこれWiki化して、そもそも荒らしの被害受けないようにしつつ、
自分の著作権を明確にしとくべきだね。電車男だって匿名のまま、本まで出しているわけだし、
うまくいきゃ同人誌としても需要あると思うよ。
まつもと公認という手もあると思う。それだけにWikiにまとめサイト作ればみんなハッピーにならないかな。
0095見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/08(火) 14:19:22ID:2L1xY7Su
そもそもこれが著作権を侵害しているし。
0096見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/08(火) 22:31:40ID:veSdHzOa
妄想スレ見たら?
最近コピペ、スピードアップしてるよん。
まつもと先生公認は
有り得ないと思うけど。
0097見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/08(火) 22:48:07ID:RWAEVJIF
で、その続きはまだ?
0098元祖2009/12/09(水) 00:45:32ID:V4NcF+No
ごめんなさい。あたしはアク禁中なもので、妄想スレ主さんが頼りです〜。
元スレもず〜っとアップされてないから、ネタ切れか、一度にアップされるから
アク禁ターゲットにされてるのかしら?
0099見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/09(水) 14:48:47ID:yt0bP9B1
アク禁タ−ゲットとは何ぞや?
0100見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/09(水) 16:01:31ID:U0h4SjKJ
最近盛況だな、このスレ。91が言うところの「数名」が、妄想スレに賦活されたのかな?
確かに、あの後のまどかの対応が気になるもんなあ。
0101見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/10(木) 08:50:29ID:OvnSg1us
あの続きはまだないの?
0102元祖2009/12/10(木) 23:36:16ID:Zb66Lhvn
妄想スレが止まってるので〜
あたしの方でコピペ再開しま〜す!

「え?」
「先輩のこと…あたしと先輩とどっちが…」

ひかるの言わんとすることは解っている。
これ以上誤魔化しようがないと観念した。

「…二人とも大切だよ…二人とも。」
まどかは下を向いて呟いた。
「じゃあ、何で…」
(『大切に想ってくれてる』あたしから先輩を奪うんですか?)
「そんなの解んないよ、あたしだって。」
「いつから…?」
ひかるは食い下がる。
「だから、解んないって!」
まどかはひかるを睨んだ。
(もう…もう、十分でしょう?ひかる。)
ひかるはグラスを両手に持ったまま黙ってしまった。
まどかはひかるの言いたいことを全部受け止める覚悟でいる。
『卑怯、裏切り…』いろんな言葉を受け止めようと。
でも、その上で、こと、恭介に関しては『対等』でいたかった。
0103見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/10(木) 23:40:44ID:Zb66Lhvn
いきなりひかるは立ちあがると
「まどかさんの気持ちは解ってます。…そ、そうですよね、
 あたしが今まで気付かなかっただけなんですよね。」
「え?」
「とにかく先輩に会ってきます。それから…それからです!」
そう言うと
「ごちそう様でした。」
バッグをからって一人で出て行った。

まどかはソファに腰掛けたまま動かない。

(とうとう…この日が来ちゃった。)

まどかはぼんやりとひかるが飲み残したコーヒーを見つめていた。

(そうよね…ひかるからすりゃ、『割り込み』だよね。
  あたし、『最低』だよ…。)
0104見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/10(木) 23:46:48ID:szhEOwYF
お!アク禁止解けたのか?
0105見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/10(木) 23:48:21ID:Zb66Lhvn
(でも…)
不思議と胸騒ぎはない。

ひかるを前に、数年来心に溜めてきた想いを、
ひかるに促されてではあるが、
彼女と同じくらい「大切な存在」と、何とか表現出来た。

でもそれは、まどかの『女性』の部分が自然と求める、
違った意味で「大切な存在」。
争うことになっても…譲りたくない…そんな…『存在』。
はっきりとは表現できなかったけど、これで十分伝わったと思う。
言ってしまうと、ずっと心につっかえていたものが取れた気がする。

(『自分に素直になる』ってこういうこと?マリーさん…。)

冷静になって考えてみると、
どうあがいても…今の自分は恭介への想いを断ち難い。
この気持ちは…多分、いや、きっとこの先も変わらない。
一方、ひかるへの想いは今後も変わらないけれど、
だからと言って自分が身を引くのは、ひかるへの筋が通せても、
何より自分自身に筋が通らない。
素直じゃない…。
(後は…春日クン次第かな…)
0106待ってた割に2009/12/10(木) 23:57:12ID:EI+jwBLg
あれ?コミックともアニメとも、んでもって、「あの日」とも違うじゃん!何だかつまらないなあ〜。期待してたのに=!
0107見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/10(木) 23:57:48ID:Zb66Lhvn
ふと、まどかはひかるの言葉を思い出した。
(いつから?)
解らない…解らないけど…思えばあの階段で初めて出会った時?
いや、その前から…もっと前から…
心の中に彼が『居た』ような気がする。
(不思議だなあ…)
まどかはソファーから動かずに、ぼんやりと考えていた。

その頃公園では
(ひかるちゃん遅いなあ…)
夕方の公園、待ち合わせの売店前で座って待ている恭介。
(ちゃんと言わなくっちゃ。)

そんな姿を、遠くの木陰で見つめるひかる。
(とても行けないなあ…どうしよう…)
ひかるはその場に隠れていた。ずっと恭介を見つめていた。
何度も出て行こうと思ったが、結局姿を現すことが出来なかった。

公園で待つこと1時間ちょっと。完全にすっぽかされた。
(ひかるちゃん来ないのかなあ…何かあったのかな?)
夕日は完全にビルの間に落ち、公園もオレンジ色に染まる。
長い影を見つめながら一人考える。
(ひょっとして、ひかるちゃんオレの気持ちを…)
しょうがなく、恭介は帰ることにした。
明日は金曜日。いつもは毎年みんなで花火大会へ行く日。
(帰ったら電話してみよう。やっぱりはっきりさせないと。)
0108見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/11(金) 00:02:45ID:Q0SEr1K7
帰る姿を木陰から見つめながら、ひかるは切なくなった。
(もう駄目なのかな…?)

早い夕食後、
ルルルル!
「はい、春日です。」
「あ、まなみちゃん?ひかるですけど…先輩今…」
「あ、待ってて。」
まなみは子機に切り替え、恭介の部屋に持って行く。
「お兄ちゃん…ひかるちゃんから。」
「え?あ、有難う…」
もう、まなみは状況を解っている。
後は3人の問題であることも。

「ひかるちゃん?今日どうしたの?待ってたんだけど。」
「ごめんなさい!先輩。急用ができちゃって。着いたら先輩
帰った後みたいで…随分待ったんでしょう?」
ひかるは一部始終を確認していたはずにもかかわらず、嘘をつく。
0109見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/11(金) 00:04:04ID:Q0SEr1K7
「で、話って何ですか?」
(言わなくっちゃ…)
「うん、実は…お、俺、前から…」
ひかるは思わず遮る。
「あ、先輩。来週花火大会でしょ?行きませんか?勉強ばかりじゃ
なくってえ〜、たまには息抜きしなくっちゃ!」
「いや、俺…」
「そこで聞いてあげますって。ね?今日のお詫びも兼ねてえ。」
「うん…。」
まんまとひかるの誘いに乗る。
しかし、決意は固い。
(やっぱ、電話じゃ…こんな話は会って、ちゃんと言わなくっちゃ。)
「じゃあ、神社で。」
そう言うと電話は切られた。
0110見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/11(金) 00:12:30ID:Q0SEr1K7
以来、まどかは講義に出て来なくなった。
まどかとひかるのやり取りなど知る由もない恭介。
(どうしたんだろう…?)
彼女のことを心配しながらも、電話をかける勇気が湧かない。
そして、数日が過ぎて花火大会当日。

夕方なのにまだ陽が高い街を、歩きながら神社に向かう恭介たち。
通りはセミたちの声でうるさい。
どこからともなく小松や八田や勇作が合流する。
通りの向こうから
「せんぱ〜い!」
いつもと変わらない笑顔でひかるが手を振っている。
「やっほー!」
「あかねちゃん!」
浴衣姿のひかるの隣で、部活帰りのあかねが手を挙げている。
スポーツ少女の彼女は、胸に小さな花柄がワンポイントの白のTシャツに
濃紺にオレンジ色の太いラインがカッコいい膝丈のショートパンツ姿。
高校名が大きく書かれたスポーツバッグをたすき掛けにからっている。
「久し振りだな。部活帰り?」
「うん、そこでひかるちゃんと会ってさ、
聞いたら恭介たちと花火大会って。
でね、便乗しようかなあって。お腹減ったし。あははは!」
「お前まだ部活やってんの?来年どうすんの?」
0111見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/11(金) 00:15:01ID:Q0SEr1K7
「う〜ん…まどかちゃんはどうするって?」
「一応K大受けるみたいだけど。」
(おい、あかね、まさかお前、ついてくる気じゃ…)
「K大かあ…。今からじゃ間に合わないなあ。」
(よしよし…)
すると、まなみが
「あかねちゃん、スポーツ推薦使ったら…」
(よ、余計なことを…こいつが一緒じゃ、鮎川とのキャンパスライフが…)
「…あ!さすがまなみ!いいとこ気付くじゃん。その手が…」
「え〜?まさか、本気で付いて来るつもりかよ?」
「ついて来る?…つーことは、恭介、お前もK大受けんの?
  ぷーっ!あ、あはははは!
そういうのを『無謀』って言うのよ。」
あかねは恭介の肩をバシバシ叩きながら笑う。
(鮎川から言われるならまだしも、何でお前から…)
「うるせー。」
0112見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/11(金) 00:18:37ID:Q0SEr1K7
笑って聞いていたまなみが兄の応援をする。
「でも、あかねちゃん、お兄ちゃん帰って来てから凄く頑張ってるのよ。」
「そうだよ!今は勉強に燃えてんの!」
思い出したようにくるみが
「今日は『燃えるゴミ』の日だったっけ?」
「くるみちゃん、ひっどーい!」
ひかるが怒り口調で恭介を援護。
みんなは笑ってる。
あかねはキョロキョロと辺りを見回しながら、
「まあ、頑張ってよ。ところで、『あたしの』まどかちゃんは?」
「さあ…。」
皆がひかると恭介に気を使って知らん顔をする。
まなみは事の詳細を把握しているし、小松や八田も馬鹿じゃない。
予備校での恭介と鮎川の関係に、遠慮するところはしている。
勇作はいつも遠くからひかるを見守っている。
恭介の本心がひかるに無いことも解っている。
0113見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/11(金) 00:20:13ID:Q0SEr1K7
(あいつ、いつまでひかるちゃんを…いつかオレがこの手で…)
事と次第では恭介を成敗(フルボッコ)する気である。
彼こそ本当のナイトなのかも知れないが、今のところ想いは通じてない。
皆が遠まわしにひかるを気遣うのだが…。
学年も状況も…全て会話に入れないでいるひかる。

(先輩とまどかさん…もう一緒に居ることが当たり前になってる。
   あたしの知らない間に、どんどん置いて行かれてる…)

ひかるの笑顔の奥に、誤魔化しようのない不安が見え隠れしている。
そんな雰囲気をキャッチして、あかねは事態が差し迫っていることを察した。
「ふ〜ん…。」
あかねは、まどかが帰国してから一度電話を貰っただけだった。
(そう言えば…な〜んか元気無かったよね…)
あらためてひかるを見ると、確かにこっちもちょっと空元気。
勇作が心配気に見つめている。
(こればっかしは、当人同士の気持ちの問題だし…
あたしに出来ることって何だろ?)
あかねもひかるを気遣った。
0114見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/11(金) 00:23:14ID:eVoQyNSM
あかね最高!
0115見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/11(金) 00:23:53ID:Q0SEr1K7
会場近くの神社に着くと、みんなは周辺の夜店を見て回る。
金魚すくいにはまる姉妹。射的でエキサイトするあかねと勇作。
ソースの焦げるいい匂いに集まったり、ソフトクリームにはしゃいだり、
花火大会まではまだ時間がある。経済的バックアップは隆がいる。
そんな中…
「ひかるちゃん、ちょっとあっち行かない?」
「え?」
促されながらも、ひかるは覚悟を決めた。
(何と言われても、気安く返事をするもんですか!)

二人は賑わいから離れたベンチに腰かけた。
恭介はひかるの方を見ずに、重たい気分で切り出した。
「ひかるちゃん、俺、実は…」
ひかるは遮るように
「この間はごめんなさい。ほんとは居たんだけど…『怖くって』…」
「え?…どういうこと?」
0116見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/11(金) 00:26:35ID:Q0SEr1K7
ひかるは余所を向いてため息交じりに
「せんぱい…あたしじゃないんでしょ?」
「・・・!!」
先手を打たれて驚く恭介。
さらに鋭く切り込むひかる。
恭介から顔を逸らすように呟いた。
「ホントはまどかさんなんでしょ?」
「そ、そんな・・・いや、・・・『うん』・・・。」
追い詰められて白状する情けなさ。
「いいんですよ、誤魔化さなくっても。」
「ごめん。」
「何となく解っちゃった。でも…でも、今頃になって…」
ひかるはやるせなさそうに肩を落とす。
「俺…やっぱり…3年経っても変わんなかった。優柔不断で…」
「先輩、あたしは邪魔ですか?もう、あたしは邪魔なんですか?
  デートだってしたじゃないですか。その時も、まどかさんのこと
   考えてたんですか?」
「……」
「あ、あたしは認められないなあ、今更。それって酷いですよ。
  残酷です。あたしはずっと先輩に気持を伝えてきましたよね?
   まどかさんは先輩のために何かしましたか?あたしは解らない!」
恭介は黙っているしかなかった。
この3年半、あからさまにはしなかったけど、本当に想い合っていたのは…
『二人』なのだから…。
ひかるは下を向いている恭介に訊く。
「ねえ、先輩、駄目なんですか?あたしじゃ…」
0117見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/11(金) 00:32:58ID:vkhA4C37
花火大会の日程が合わない。ど-ゆ-こと?
0118見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/11(金) 00:34:09ID:Q0SEr1K7
「……」
黙っている恭介に、堪え切れずひかるは嗚咽を漏らし出した。
涙がぽたぽたと手の甲に落ちる。
そんなひかるを恭介は直視出来ない。
しかし、気持ちを奮い立たせながら、胸の奥から絞り出すように
「やっぱり…俺、鮎川のことが…」
ひかるはキッと睨んで
「今さら、信じられない!そんなこと…」

ピカッ!!

空が光った途端、大きめの雨粒が落ちてきた。
賑わいがざわめきになって、雨宿りに逃げ惑う人たちが走り出す。
神社の木々に雨が滴る音がうるさく、むせ返る様な木々の匂いが
沸き立つ中に、動けずにいる二人。
0119見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/11(金) 00:35:36ID:Q0SEr1K7
「ごめん、ひかるちゃん。」
「何、謝ってるんですか…あたしは解りません。あたしは…」
そう言うと、すっくと立ち上がり
「先輩の気持ちだけで済むことですか?とにかく今日は帰ります!」
そう言うと、びしょ濡れの浴衣のままその場から駆け出した。
恭介は動けないでいる。

頭からびしょ濡れのまま、川沿いをとぼとぼと歩くひかるに、
そっと傘を差し出す勇作。
彼の気持ちは有難いのだが、今は恭介しか見えない。
ひかるは呟くように
「あっち行ってよ…。」
(ひ、ひかるちゃん…。)
雨が強がるひかるの涙を隠してくれる。

結局、夕立ちが通り過ぎると、花火大会は中止されることなく始まった。
すさまじい音と閃光に輝く夜空。
しかし、恭介は一人マンションに帰った。
0120見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/11(金) 00:37:06ID:Q0SEr1K7
シャワーと着替えを済ませた時

ルルルル…

「はい、春日です。」
「……」
「もしもし?」
「…春日クン…あたし…」
「…!あ、鮎川?鮎川なの?」
ちょっと間が開き…
「あたし…あたしね、今日花火大会だから…
  …一緒にって…
でも、最近春日クンと…
春日クンとうまく行ってないし……」
「う、うん…」
また、間が開いて…
「今日くらいは気分を変えようって…浴衣を着てみたんだけど…
  今までのことがたくさん…たくさん頭を過って…何で…
   何で、こうなっちゃうのかなあって…」
「俺だって……」
「自分の気持ち次第だって考えるようにしてたんだけど……」
まどかの声が辛そうな涙声になって行く。
(もう駄目だ…我慢出来ない。)
恭介に対しても素直になれた。
0121見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/11(金) 00:38:54ID:Q0SEr1K7
「あたし…春日クンのことで…あなたのことで…
ずっと…ずっと揺れっぱなしなんだ…一体どうしたら…」
「お、俺…」
「あたし…本当は春日クンが思ってるほど…強くないよ……」
とうとうまどかは隠してきた自分の一面をさらけ出した。
それに応えるかのように恭介も思い切る。
「…鮎川…今からそっちに行ってもいい?」
恭介の言葉で…たった今…『つっぱり』が崩れた。

「はやく…早く来て。…逢いたい。」

恭介は自転車に乗って駆け出した。

まどかは待っている。
浴衣姿のまま…廊下でぼんやりと、明かりのスイッチを…
点けたり消したりしながら…気持ちを抑えられない…

恭介が玄関を開けると、涙の跡が残った顔のまどかが居た。
「鮎川…!」
0122きまぐれ敬意2009/12/11(金) 08:00:45ID:7qg7ZQRX
祝!アク禁解除
いつもありがとネー。
連続UPで再アク禁ならないようにお気をつけて!!
0123見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/11(金) 11:01:25ID:eVoQyNSM
あんまり無理するな!!
0124見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/11(金) 13:27:16ID:Hj0s+s/w
元祖さん、Thank you。
0125八田2009/12/11(金) 22:25:42ID:7QiRBpKD
途注までうpしまくたら、アク禁間近だぜ。続きたのむ。orz
0126八田2009/12/11(金) 22:27:10ID:7QiRBpKD
あ、妄想スレの方のことね。。
0127見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/11(金) 22:31:07ID:vkhA4C37
もう一時コピペしなくていいよ。
じっくり楽しみたいし、
展開について行けなくなるから。
0128見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/11(金) 22:56:15ID:7QiRBpKD
ただでさえ止まっているんだから、俺はもっと読みたい。
カキコ続いても、じっくり読めるしね。
0129見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/12(土) 11:44:32ID:Cp3cQTFn
なんだか寺田のパクリになって来たなあ。
もっとアレンジしてくれよ。
パクリじゃ内容見えてくるじゃん。
って言っても、作者じゃねえからしょうがないか。
0130見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/12(土) 11:54:37ID:MPiYHw7i
>129
コミック+アニメ+あの日+妄想
0131見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/12(土) 13:26:41ID:gfgDwoLr
「あの日」は好きだけど、どこか微妙に違和感があったから
この妄想が生まれたキガス。似てきたとはいうものの、「あの日」というタイトルを
入れた時点で、「あの日」ベースにのっかった創作という路線になる宿命だと思う。

ただ、読者・ファンがまつもとと寺田の間に感じるギャップをうまくアレンジして、
組みかえることによって、寺田作品の「良かったけど違和感」をクリアする作品に
仕上がるのではという期待が持てる。

特に妄想のは、ストーリーについては心理描写がうまいのね。
評価云々別にして、きまオレの繊細な人間関係をよくよく理解
していないとあれだけの描写はできないよ。寺田にはなかったところ。

プロの寺田はストーリーはいいが、描写が弱い。そこが脚本家の弱みとして
出たね。そこを素人ながらも描写を挿入し、オリジナルなエッセンスを入れた
というところに面白さがある。
0132あとがきに敬意2009/12/12(土) 16:57:26ID:q564H3Hk
>131
私の保存版のあとがきコメントにいっただきま〜す!
パクッてごめんねw
0133見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/12(土) 22:45:28ID:Cp3cQTFn
>131
おれと同じこと感じてた奴いたんだな。
ただ、おれにはこんな説得力ある文章は書けないなぁ・・・。
0134見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/12(土) 22:57:06ID:MFuITLHt
大体この時間帯って、ここ見るんだよね−。
最近みんな集まって来るね。
俺は、作者がまつもとと寺田の溝を埋めようとしてるんじゃなくって
自分ならこうなって欲しいっていう
そういう妄想に浸ってるんじゃないかと思う。
0135元祖2009/12/12(土) 23:33:27ID:mO3h58c+
やっぱり待ってるヒトいるんだ・・・。
元スレは・・・今のところ予想外の悲しい展開です。
アク禁前に行けるとこまでコピペしちゃおっと。
以下、コピペです。


たまらずまどかは恭介のもとに駆け寄る。

二人は…お互いを愛おしく思い…口づけをしようと目をつむる。

でも…やっぱり…まどかは恭介のキスを…寸前でかわして、

彼の肩に…そっと…頬を寄せた。

「逢いたかった…。」
「俺、今までちゃんとしてなくってごめん。」
恭介はまどかの肩をやさしくつつんだ。
「ううん…あたしも、春日クンの気持ちに甘えてたから…
  ホントは春日クンあたしのことを……そう思ってたから…」
「ひかるちゃんとのこと…聞いたの?」
「うん…ショックだった…。」
  そう言うと、まどかは恭介の胸にあらためて顔をうずめた。
   彼女の肩が少し震えている。
「ごめん…。」
「ううん、いいの…。」
「あれは…」
「いいって、解ってる。どうせ…不意打ちされたんでしょ?」
「うん…でも、ごめん…。」
0136見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/12(土) 23:39:17ID:mO3h58c+
落ち着いたまどかは恭介から離れた。
少し顔を赤らめ
「ねえ…上がってかない…?ほら。」
手を引いて恭介を自分の部屋に招いた。
階段を上がるとすぐに彼女の部屋がある。
久し振りに見る彼女の部屋は、洗練された大人の女性のもの。
「ちょっと待ってて。顔洗ってくる。」
そう言うと、まどかは階下に降りた。
一人残された恭介は部屋を見渡すと、机の上に自分の写真が…。
(鮎川…)
0137見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/12(土) 23:39:37ID:Cp3cQTFn
お−!今日も読めるのか。
ガンガれ、元祖!
0138見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/12(土) 23:41:24ID:gfgDwoLr
多分、134がいうように、妄想作者版あの日
を書いてみたいという心理が根底にあると思う。

ちなみに、俺は作者が松本・寺田の「溝を埋める」とは言ってないよ。
俺は原作と寺田作品の間にある、ギャップをアレンジしたと書いた。
意識的か無意識的かは知らんが。
0139見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/12(土) 23:41:46ID:mO3h58c+
しばらくして、
彼女はあらためて髪を結いあげ、浴衣も着直して上がって来た。
トレイには冷えたワインとグラスが二つ。
おつまみにはハワイで買ったドライフルーツが添えられている。
ちょっと酔うことで「素直に」なりたかった。
汗をかいている彼に冷たいおしぼりも持ってきてくれた。
しかし、部屋に戻ると恭介は自分自身の写真と睨めっこしている。
(これっていつの時の…?なんか俺の様で…しっくり来ない。)
「やだっ!」
まどかは慌てて取り上げる。
「それって、何時の?」
「さあ。」
顔を赤くしてそっぽを向く。

時間は遡って…
高校2年に進級する春…恭介と出会って3年目。
恭介はまどかが『構いたくなる』唯一の異性になっていた。
学校でもアバカブでも気安く声が掛けられる、彼女にとって
希少な存在だった。
そして、何より、からかい甲斐のある『異性』…。
ひかるの彼で…どことなく弟のような…頼りない男の子。
0140見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/12(土) 23:49:23ID:mO3h58c+
でも時々…ひかるが彼にベタベタすると、無性に抑えられない自分がいるし、
彼のことを思い出してウキウキしている自分に驚くこともあった。
彼の気持ちは解った上で、そんな時は、無理して
(ひかるの応援するんだよね?)
と、意思確認の必要を迫られていた。

1年3学期の追試。
3科目の追試を、まどかに手伝ってもらってなんとかクリア。
もう、それだけで恭介はまどかに頭が上がらない。
「お礼にアバカブ手伝ってよ。近くの女子大のコンパで
 このシーズンは忙しいんだから。」
「喜んで!」
恭介にとっては、それはなんとも嬉しい口実。
だって、もう頭の中は彼女のことでいっぱいなのだから。
一緒に居られる口実が出来た。
0141見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/12(土) 23:51:58ID:mO3h58c+
春休みはアバカブでのバイト。
まどかもなんだか楽しそう。
そそっかしい恭介は、まどかに叱られながらも、やっぱり…
楽しそう。
マスターも微妙な二人の関係には以前から気づいている。
「何やってんのよ!」
「あ、ごめん。」
「んもう!じゃあ、これ洗っといて。」
ガシャン!
「んもう!バイト代から引くからね!」
「ご、ごめんなさい…。」
ちょっと怒るけど、すぐに許せる。
マスターはそんな二人をニヤニヤして眺めている。
そこには「いつもの」二人の世界が出来ていた。

カランコロン!

「あ、ひかるちゃん。いらっしゃい。」
「きゃ〜、せんぱ〜い!」
エプロン姿の恭介に飛びつく。
まどかはちょっと面白くない。
0142見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/12(土) 23:54:30ID:mO3h58c+
彼女は知らん顔してカウンターの中に入った。
「先輩もバイトですかあ?」
恭介は慌てて
「いや、お、俺は…鮎川に迷惑かけたから…」
まどかはしれっと横目で見つめながら
(ふ〜ん、それだけの理由でバイト引き受けたんだ…)
そういう視線を送る。
明らかにご機嫌がよろしくない。
またもや恭介は慌てて
「いや、俺は一緒に…いや…その…」
ひかるは不思議そうに恭介を見ている。
二人の関係が微妙なものに育っていることに気付かない。
「ぷっ!」
まどかは吹き出す。
(「一緒に」ねえ…ホントかしら?)
機嫌を直してお皿を洗い出した。
恭介は頭をかきながら照れる。
「ねえ、ねえ!一体どうしたんですか〜?せんぱ〜い。」
0143見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/13(日) 00:11:41ID:b8k4QJ+Q
「そう言えば、公園が賑やかだったけど何かなあ?」
恭介は知っていた。
「あ、あれはね、アマチュアの写真撮影会でね、プロのモデルさんも
来るんだって、被写体で。」
「へ〜、じゃあ、先輩も応募したらどうですか?」
「俺のはお遊びだから。」
するとまどかが口をはさんで
「でも、あたし達撮ってくれた写真って、どれも気に入ってるよ。
 お父さんの素質なのかなあ?上手だと思うよ、アングルも奇想天外だし。」
「奇想天外?そうかなあ…」
まどかは偶然抱っこされた写真のことを思い出している。
「そうですよ。先輩素質あるんだから、絶対出るべきですよ!」
「春日クン、昼過ぎたら店が暇になるから、行ってきたら?」
マスターからのやさしい提案。
「やったー!じゃあ、モデルはあたしですね、先輩。」
「う、うん…」
恭介はちょっとまどかの方を見ると、彼女は知らん顔してお皿を磨いている。
0144見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/13(日) 00:13:05ID:b8k4QJ+Q
「ね、ねえ、鮎川も…。」
「はあ?」
「だから…鮎川も…ひかるちゃんと一緒に…」
(ひかると一緒か…)
「い、や、だ!ひかるがモデルなのに不足なの?」
「え〜!まどかさんも行きましょうよ〜!ねえ、いいでしょう?マスター!」
「ああ、いいよ。行っておいで。」
「鮎川も…」
「ごめん。興味ないから。春日クン居ても邪魔なだけだから行ってくれる?」
いつものまどかが顔を出した。
「残念だなあ〜。じゃあ、先輩、行きましょうか?」
ニコニコ顔のひかるが恭介にまとわりつく。
まどかは思いっきり作った笑顔で
「いってらっしゃ〜い。」
恭介は心の中で
(ひえ〜!)
ひかるにはアバカブで待ってもらい、一旦マンションへ戻った。
0145見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/13(日) 00:15:13ID:b8k4QJ+Q
「え〜っと、カメラ、カメラと…」
恭介は本格式の一眼レフとその場で出せるポラロイドをバッグに詰め、
すぐにアバカブに戻る。

カウンターでは鼻歌交じりにひかるが待っている。
「ねえ、まどかさん。前みたいに一緒に撮りましょうよぉ〜。」
「ゴメン!今忙しいんだ。ひかるいっぱい撮って貰いなよ。」
恭介が戻ってきた。
まどかを見るのだが、全く無視され、取りつく島もない。
結局、カメラバッグをかついで二人は公園に向かった。
いろんな場所で、いろんなアングルでひかるを撮る恭介。
湖面や木々をバックに天真爛漫な彼女はキラキラ輝いている。
ひかるもモデルとしては十分過ぎるくらい可愛い。

「いいねえ〜。」
それまでは恭介が独り占めしていたが、そのうち他の小僧たちも
「撮らせてもらっていいですか?」
あっという間にひかるは人気者に。
(ひかるちゃん凄いなあ…)
感心しながら眺めている呑気な恭介に後ろから…
0146見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/13(日) 00:18:15ID:b8k4QJ+Q
「どう?いいの撮れた?」
びっくりしてカメラを落としそうになる。
「うわっ!あ、鮎川…いつ来たの?」
「いや…お店が一段落したから…ねえ、ひかるは?」
「ほら、あそこ。もう、ひかるちゃん人気者で…」
「春日クンは撮らなくっていいの?」
「もう撮ったし…それより…ねえ、鮎川を撮らせてくれない?」
「い、や、で、す!」
(やっぱり…。)
「ねえ、そのカメラ高いんでしょ?あたしでも使えそうなのってないの?」
恭介はかばんの中からポラロイドを取り出した。
「これなら、今撮ったやつがすぐ見られるよ。」
そう言って手渡し説明する。
まどかは言われる通りに風景を撮ってみた。
「へ〜、面白いね。」
0147見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/13(日) 00:21:06ID:b8k4QJ+Q
二人はそのまま公園内をぶらぶらする。
「ねえ、あそこのベンチで休まない?ジュース買ってくるから。」
恭介はまどかの傍を離れて売店に向かった。
まどかは恭介の一眼レフを興味深げに手にとって眺めている。
ふと気付くと、公園の大きなモニュメントに恭介が映っていた。
当の本人はそのことに全く気付いていない。
彼はソフトクリーム売り場に集まる子供相手に優しく微笑んでいる。
まどかはそこに映る恭介を見ているうちに、急に…無意識に手が動いた。
ポラロイドカメラに持ち換えるや実像の『彼』を写す。

 たまらなく…

出来立てホヤホヤの写真を手に取り、じ〜っと見ているまどか。
そんな彼女の元に恭介がジュースを持って戻ってきた。
まどかは慌ててポケットに隠す。
「今、何か撮ってた?」
「別に…」
まどかの視線が泳いでいる。
そんな二人の元へひかるが駆けて来た。
「せんぱ〜い!あれ?まどかさん来たんですか?」
「うん、ちょっとね。お店が暇になったから…じゃあ、戻るから。」
そう言うと、カメラを突き返し、とっととアバカブに戻って行った。
(…?)
あっ気に取られて見送りながら
「あ、ひかるちゃん…ジュース飲む?」
「やっぴ〜!せんぱ〜い、有難うございます!」
0148見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/13(日) 00:23:25ID:b8k4QJ+Q
カランコロ〜ン
「お、まどかクン。どうだった?」
「別に…」
まどかはカウンターに入ると、さも忙しそうに立ち働き始める。
しばらくすると、恭介とひかるが戻ってきた。
相変わらずひかるは恭介にベタベタとまとわりつく。
「まあ、いいか…」
まどかは気にしないように努めながらも、無意識に二人を見てしまう。
時々話に加わるものの、夕方過ぎると店も忙しくなって来た。
(いい加減にしなよ、ばか…)
まどかは呆れたように尋ねる。
「あのさぁ、春日クン…手伝ってくれるんじゃなかったの?」
思い出したように
「あ、そうだった。俺、お客じゃないんだよね。」
そういうと、慌ててエプロンをかけて、ウエーターに戻った。
お店は女子大生のお客で慌ただしく、まどかも恭介もひかるの
相手ができなくなった。
「じゃあ、あたし帰りますね〜。」
0149見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/13(日) 00:29:11ID:b8k4QJ+Q
「先輩もまどかさんも頑張って下さいね!」
屈託のない笑顔で店を出て行く。
今日はモテモテで機嫌がいい。めずらしく粘らない。
まどかと恭介は顔を見合わせ「は〜」っとため息をつくと、
どちらからともなく笑い出した。
怒涛の忙しさが過ぎ、10時にはcloseの札を出す。
マスターはレジの精算に余念がない。恭介はまどか指導のもと
後片付けをテキパキとこなしている。
「お疲れ様!」
「お先に〜!おやすみなさ〜い。」

まだまだ肌寒い早春の夜。
どちらからともなく歩調を合わせて…一緒の帰り道。
まどかは何だか嬉しそう。

「どうしたの?」
「ううん、あ、春日クン寒いでしょ?ほら、半分貸してあげるよ。」

そう言うと、恭介の後ろに回り、自分がしてるマフラーの半分を
恭介の首に巻いてやった。
一本のマフラーで二人は『繋がった。』
0150見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/13(日) 00:32:06ID:b8k4QJ+Q
でも…
「え?」
巻いてやった両端をキュッと締めるまどか。
照れる恭介にちょっと意地悪をした。
「く、苦し…い!」
「今日の様は何よ!手伝うって言ったじゃん!明日も手伝うよね?」
「ギブ…」
まどかの手をポンポンと叩く。
「うへ〜…手加減無いんだもん。」
「あはははは!おやすみ〜。」
悪戯な天使は恭介の元から逃げて行った。

相変らず明かりが点いていない暗い家に帰宅するまどか。
でも、今日は楽しみが待っている。
部屋に上がるとポケットから写真を取り出した。
恭介の優しさがにじみ出ているナイスショット。
見ていると、心が穏やかになる。
やさしい笑顔で眺めてしまう。
数々の武勇伝を誇る荒んだまどかは、もうどこにも居ない。
0151見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/13(日) 00:35:11ID:b8k4QJ+Q
浴槽で十分体を温めてあげた後、バスタオルを巻いて部屋に上がる。
好きな曲を流しながら髪を乾かし、お肌の手入れをし…
その時々に、恭介の写真を見てしまう。
そしてふと手が止まった。

(あたし…何やってんの?)

慌てて写真を引き出しにしまう。
そこには封が切られていないラッキーストライクが…。

(そうよね、あんたは見張り役がお似合いよ。)

でも…、二人が3年に進級した翌年の梅雨…
それは引き出しから出され、彼女の机の上へと昇格した。
0152見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/13(日) 00:37:18ID:b8k4QJ+Q
時間は戻って…

「ね、ねえ、飲まない?」
そっとワインを差し出す。自分はドライフルーツを頬張る。
ふたりは視線を合わせられない。
気のせいか、少し暑くなってきた。
エアコンを少し強くしようとリモコンを取り上げた瞬間、
窓の外が凄く光り、遅れて部屋を震わせるように稲妻が鳴り響いた。
ギクッとするまどか。
外は急にザーっと雨音が激しくなる。

「ひかるのこと…どうするの?」
まどかは自問自答のように呟いた。
0153見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/14(月) 00:13:41ID:iQAZnfx6
今日はないのか?
0154見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/14(月) 01:03:59ID:nDrpS1hM
もう、いっとき楽しめるだろう。贅沢は言わないことだな。
元祖はよく頑張ってるよ。
ところで、元スレって、どんな展開になってるのかな?
この妄想って、なかなかの線いってるんじゃないかって思うんだけど。
まあ、焦らなくていいから、いい作品に仕上げて欲しいな
0155元祖2009/12/14(月) 01:10:50ID:drmRtIHX
良い作品に上げるのは、あたしじゃなくって作者様ですから、
0156見ろ!名無しがゴミのようだ!2009/12/14(月) 11:54:10ID:n4nGw9B8
>なかなかの線いってるんじゃないか

おれはそうは思えない。
おんなじことを繰り返しているばっかりで、ち〜っとも煮え切らない。
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