庵野が「シンジは僕」と言い、
「僕はオタク的要素の集合体。
あまり他人に興味が無い。
自己中心的で、自分の世界に閉じこもってまず自分のことしか考えない。
自分優先。ひとりが気楽でいい」
と言ってる。
確かに旧作のシンジってこういう奴だったと思う。
シンジって「自分しかそこにいない」。
シンジが自分で言ってたように「他人はどうでもいい」んだよ基本的に。
こういうと、「お前はもっとちゃんと本編を観ろ!」と怒り出すシンジ好きがいるだろうが、
ちゃんと本編を観、シンジの言ってることをしっかり聴いた上で俺は、
旧作のシンジはこういう典型的オタク人間だった、と思うよ。

が、庵野は、自分(=シンジ)は上記のような人間であると言いつつも、
嫁さんを得て嫁さんと人生を共有するようになったことについて、
「嫁さんと一緒にいたい。
僕と一緒にいることで嫁さんに幸せになってほしい。
そして他の世界と触れ合っていたい。
これらを実現させるためにも生きていたい」
と言っている。(以上「全記録全集」より)

この庵野の変化が新劇場版のシンジ像にどう影響を及ぼすか。
新劇場版を作るに当たって、
庵野は「もう一度14歳の少年シンジになる」ということを言っているから、
当然、影響はあるはずだ。