「君の小隊の特機隊員は起動せんそうだが、どういうわけだ」
「は?」
「ケルベロスだ。なぜ寝たままなんだ。わけを言いたまえ」
「あぁ、これですか。  熱中症であります」
「なに、熱中症? 特機隊は病気の隊員を担いで出動するのか。うそをつくな」
「本当です」
「ようし、だったら立っているだけでもいい。デッキアップしたまえ」
「お言葉ですが、なにせ熱中症ですので、万一倒れるようなことがありますと
 テレビを通じて全国に特機の恥を晒すことになりますが……それでもやります?」
「これは現場指揮に対する明白なサボタージュだ。警備部長に報告する。覚悟しておけ」