高畑はハイジと赤毛のアンとじゃりん子チエの映画は説教臭しないんだけどな。
母をたずねて三千里は脚本からして左翼そのものだけど、あれはイタリアの社会派
映画からの流れだからしょうがないし、第一20世紀初頭の時勢を描いて面白い。
しかし、火垂るの墓で清太=現代の若者は世間とコミュニケーション取れず
引きこもりのまま破滅すると現代の若者に説教したり(つまり清太をバカにする
奴は自分をバカにすることになる)、おもひではOLが自分探しの果てに農業えらいで
労働マンセーの共産主義だし、狸合戦は厭世観バリバリで人間どもに喧嘩売っているし、
山田くんはナンセンスが魅力のいしいひさいちを完全にスポイルした説教映画だし。

高畑の演出は宮崎以上なのに、本人の思想が完全にスポイルしているというか。