「頭脳に競走本能を植えつけたのが悪かったのか」
「なんです、競走本能って」
「他人より少しでも優れたものになろうという心だよ。みんなが競い合えばそれにつれて社会も発展していく。
ただし一つ間違えると・・・、自分の為には他人を押しのけてもと言う・・・、
弱いものを踏みつけにして、強いものだけが栄える社会になる。わしの目指した天国とは程遠い世界だ。」
「頭脳を改造しよう。」
「大丈夫ですか、博士」
「他人を思いやる暖かい心を・・・なんとか改造を達成するだけの体力が残っていればいいが。」