「ねえ、ねえあんた、あんたってばぁ」
「んん… 何だよおトキ…」
「久しぶりにさ、ねぇ…」
「んん…? バカ言ってんじゃねえよ、俺は疲れてんだ…」
「なにさ! 夫婦になったばかしのころは
 もう、獣みたいに毎日、毎晩、あたしが泣こうが何だろうが!…
 田舎くせえだの、色気がねえだの、さんざ悪口言いながら
 責め立てやがったくせに!」
「んん… むにゃ、むにゃ…」
「もお!いいよ! こうなったら浮気してやっから! アシタカさまとでも…」
「むにゃぁ? おめえみてえなじゃじゃ馬年増なんざ
 相手にするもんかい… むにゃむに…」
「言いやがったね!こんちくしょお! 見てやがれよ!!」