こんな文面でどう?

拝啓、遠野貴樹様

実は貴樹君に報告しなければならないことがあります。
私には、貴樹君以外にも大切な人が出来てしまいました。
この手紙のやりとりを続けることは貴樹君にもその人にも不誠実になってしまう。最近はずっとそう思い悩む日々でした。
だから、私からのお手紙はこれを最後にしたいと思います。自分勝手でごめんなさい。

その人は貴樹君みたいにハンサムじゃないけど、いつもそばで私を支えてくれていて、いつしか私の中で掛け替えのない存在になっていました。

こんな言い方は卑怯かもしれないけど、貴樹君が私にとって特別な存在であることはこれからもずっと変わりません。
いつか、お互いがお互いを思い出の中に切り離せた頃、また一緒に桜を見たいです。
最後まで自分勝手で本当にごめんなさい。大切な貴樹君の幸せを心から祈っています。

篠原明里