2章で、貴樹が、自分に好意を持ってくれた相手に心を開かない様を
描いてるけど、おそらく明里は逆だったんだろな。
告白されて即OKではないはずだけど、自分が待っている相手が
いることを話し、それから徐々に心を開いていったんだろう。

結局、その延長線上で、閉じたまま大人になりきれない貴樹と、
「あの頃は本当に子供で」と自認できるほどの成長をした明里とで、
大きく差がついた、と。

速度、ということで言えば、貴樹の成長速度と明里のそれとが違ってた、
ということで、それが最後の踏み切りで振り返る貴樹と、
振り返らない明里という差へとつながったんだろう。

でも、明里も振り返ると思い込んだ貴樹は、それで悟るところがあって
そこから再び歩き始めることができるようになった、という結末。
その意味ではハッピーエンド。