ラストバトルでのユーイチの選択については、
打算抜きに命を賭してでも何かを為したいという気持ちを持つこと自体を肯定しているように思えた
そういう一瞬の衝動とか高揚を知っている若者って現代では少ないんじゃないか

日テレのナビゲーター本にあった押井インタビュー
「僕が今回の映画の抱負として考えているのは、恋愛が持っている恐ろしい一面を含めて
 若い子に教えてあげたいってことですね。
 それをしないからこそ、みんな恋愛に憧れ、その一方で巧みに回避しているわけです。
 女の子とつきあわない人生があるとすれば、生きたことにはなりませんよ。
 この世に生を享けて自分自身がどうでもよくなる瞬間を体験しなければ、
 自分の人生を十全に生きたとはいえないと思います。
 それがいわば国のためとか、ある種の観念のために自分の命を投げ出すという体験であったとしても、
 ある具体的な女性のために自分のすべてを投げ捨ててもかまわないという思いを体験したとしても、
 それは同じだと思うから。
 人間とはそういう存在なんです。今はそれを体験しにくい時代ですけどね。」

この発言にあえて当て嵌めるとすれば、
ユーイチはスイトのために自分自身がどうでもよくなる瞬間を体験して、
本当に生まれ変われるかどうか、
またその生まれ変わった人物が本当に自分と同じ人物と言えるかどうかはわからないけども、
「カンナミ・ユーイチ」としての一度の人生を十全に生きたということなんだろうと思う