宮・起承転結とか話の構造みたいなものがあってね、事件があってそして最後に大ヤマがあって
ハッピーエンドになるとかね、チャンバラでも西部劇でも探偵モノでもなんでも大体これに
乗ってけばってパターンがあるじゃない、それがね自分でこういうもんだと思ってずっと
何度もやっていくと腐ってくるんですよ。でも腐っても平気でやってける人もいるんです。
延々と同じパターンをやれる人がね、でもそれは自分で変えないと。
つまりこうやってああやってああいう風になるんだなっておぼろげに
ストーリーが展開できるようなもので映画を作り始めると
たちまち腐臭が漂ってくるんですよ自分に対して(笑)
だから捨てなきゃいけないこれ以上やると退廃になる・・・・と僕は思っているんですけどね。

―今回過剰なドラマみたいなものは全部削いで削いでという意思が感じられたんですが

宮・あの嵐はポニョのせいですからね、しかもポニョは何も悪いことしたと思ってないでしょ?
でもそれを責めてもしょうがないって気分になるでしょ?
だってポニョはソースケの所に行きたかっただけなんだから(笑)
そういう主人公にして見ようと思ったんですよ、まっすぐな子っていう。
最初にポニョに水をかけられた時に「うえー」つって何だコイツは?
って思う子も結構多いと思います、大人も含めてね。それをこう水をかけられても全然平気でむしろ
「わはは」と笑うような子が成り立つかどうか、色んなものを真正面から受け止めていっちゃう子をね。
ポニョが半漁人になりながら魔法かけるのを見て単純に「凄い!」って思う子ね、
「今オマエ何になったんだ?」って言う子じゃなく。そういう意味では薄氷を踏むような瞬間が
この映画にはいくつもあるんです。お客が「おかしい」とおもったらこの映画崩れてくるんですよ、
そういうのを一つ一つ乗り越えてやって行かないといけませんから、でも僕はイケると思いましたね、
この何年の間に色んな子供に会って「大丈夫この映画は成り立つ」って思ったんです。

http://www.tfm.co.jp/asemamire/index.php?catid=173


大人になると色んな整合性を求めたりするんだけどこれを見るとその自分が汚くなっちゃたなっていう
反省点になりますんでそんな感じで大人は見たらいいと思いますよ。
ポニョを見て純粋にあ〜いいな〜って思える人は綺麗な方だと思います(笑)byジョージ所