小黒:『NARUTO』は原作者の方が『忍空』のファンで、
    西尾さんを直接、指名されたという話をうかがったんですが。
西尾:らしいですね。ぴえろのプロデューサーも、おっかなびっくりで話をもってきましたよ。
    「そう言ってるんだけど、やる余裕ある?」なんて(笑)。
    「そこまで買われてるんだったら、じゃあ、ちょっと無理してでもやりますよ」って。
    『NARUTO』がアニメになるという話を聞くよりもかなり前に、
    原作の単行本を書店で見かけた事があったんです。
    それを見て「今、こういう漫画をやってんのか」と思って。
    それで「これがアニメになった時、俺、なんだかやる予感がするなあ」みたいなね。
    ちょっと、そんな予感があったんですよ。
小黒:原作の画も、ポーズにアニメ心が感じられますよね。
西尾:仕事の依頼が来てから、原作を読み直したんですけれども、
    単行本の1巻から最新刊までそんなに画が変わってないんですよね。
    そういう漫画家って珍しいな、凄いなあと思いましたね。
小黒:言われてみれば、そうですね。全然変わってないですね。
西尾:だから、キャラ表も作りやすかったですよ。
    原作の絵がコロコロ変わって「いつの時期のキャラにしたらいいんだろう」と
    悩む事が、よくあるじゃないですか。
小黒:キャラデザインは、鈴木(博文)さんと連名になってますけど、
    どういう風に分担されているんですか?
西尾:半々ですね。敵方、味方側ていう区分でもないんですよね。
    とにかく2等分し てるんですよね。でも鈴木さんのほうが若干多いかな。
小黒:主役級は西尾さんが描いているんですか。
西尾:うん。最初はメインだけという話だったんですけどね。
    キャラがいっぱい出てくるじゃないですか。
    だから、鈴木さんだけだと手に余っちゃうから、引き続きやっています。
小黒 版権は描かれているんですか。
西尾 版権はないですね。キャラ表だけです。