今気付いたが、あそこまで思っていたのに貴樹が手紙を出さなくなったのは
心の奥底で距離に負けて終わってしまうことを恐れたからだったんだな。
まーでも終わらせると貴樹の人生の目標を失ってしまうわけだから
逃げたくなるのも分からないでもない。
もう少し貴樹が図太かったら『明里必ず大学東京に行くから
とりあえず大学までは待っておけや』とか言えたんだろうが
力不足を理解していた貴樹は、相手の都合も考えてそんなこと言えなかったんだな。
そう考えるとやっぱり相当好きだったんだね。
俺なら間違いなく遠くの大好きな女より近くの女だからな。