ラストはバッドエンド?
新「自分としてはものすごく幸せでも、ものすごく不幸せでもないと
  思っている。
  頂いた感想などでバッドエンドという表現がされていたりして、
  ゲームみたいな感覚で捉えられているのかな、と思ったりした。
  作者自身が説明してしまうのはちょっと興ざめなのだが、映画と
  いうのは、言葉では説明しきれない部分を63分の映像に詰め込んで
  いる。そしてまた、そうした言葉では説明しきれないことの集積で
  人生はできているのだと思っている。
  それは例えばものすごく好きだった人と、決定的な要因がないのに
  なぜか別れてしまったり疎遠になってしまったりするようなこと
  かも知れない。
  この映画でいえば、過去の別れが貴樹に暗い影を落としているか
  というと、そんなことはない。
  美しい思い出は彼のこれからの人生を照らすことになると思っている」
西「絵コンテを最初に見せて頂いたときから、監督のそうした思いは
  盛り込まれているのを感じた。
  激しいアクションのあるアニメーションでは描けないような部分を
  描くことができた。
  感情のちょっとしたことも相談しながら作っていくことができたのは
  良かった。例えばちらっと見える笑顔の間が、これくらいの長さで
  いいのか、といったことなど」


以上です。
あと、今回サイン会のときに以前から気になってたこととして、特に2話とかで
特徴的な影の塗り方、二段影をつけるときに濃い影の輪郭をなぞるような
形で塗る手法について、誰の発案なのかってのを聞いてみました。

まあ結論からいうと新海監督の発案とのこと。「こういう塗り方をやってみたいとは
思っていたのだけど、いざやってみるとフォトショップで一枚一枚塗っていくので
非常に大変(実際は学生のバイトの方にやってもらっていたそうだけど)。次回も
できるかどうかは分からない……」と言ってました。
ちょっと他のアニメとかでは見ない独特の手法だと感じてたんで、何かヒントに
したものがあるのかなと思ったのだけどそこまでは聞けず。

あと、今月半ばから来月半ばにかけて神奈川・東京での上映館が増えるけど
舞台挨拶の予定とかありますか?と聞いてみたところ今のところは難しいかも
……とのこと。そこを是非とも、とお願いはしてきたのですが。

西村氏には今回のキャラ絵は割と自分の絵柄が入っているのか、そうだとしたら
影響を受けた作家さんとかいるのか……といったことを質問してみたのだけど、
今回の絵柄は完全に監督の絵柄に合わせたとのこと。ただそれでも、自分が
描いていく上で多少描きやすく、自分の絵になってきている部分はあるそうで。
西村氏自身は名劇の終わり頃の作品に携わっていたそうなので、本来の絵柄は
ああいった柔らかい絵柄ということでした。
また機会があればああいう絵柄の作品にも関わりたいが現状はジブリくらいしか
……と言ってました。

なんか最後の方はチラ裏的でスマソ。長文失礼。