3話はパンフレットを読んでまんま受け取ればいいじゃん。


桜の花びらに気付く。そうか、季節が春になっているんだ。
Macの画面見るのもう疲れた。外歩くか。

仕事もそれなりにこなせるようになってはいたんだけど
コレで良いのか考えて、会社を辞めたんだ。
3年付き合った女には振られたっけ。あれからもうそんなに経ったのか。

桜か、小学生の頃を思い出した。明里から来年も一緒に見ようねと言われたんだった。
小学校卒業のときに明里は転校してしまって、かなえられなかったわけだが。
明里へは真剣に恋してたんだ。中学んときは種子島に転校する前、
栃木まで思い切って会いに行ったよな。ファーストキスしたんだっけ。
結局あの日が、明里とあった最後になったんだけどね。
種子島に行っても文通続けて。手紙が来てるか郵便受け気になってた。
花苗ちゃん泣かしちゃったんだ。告白したかったんだろうな。気持ちに応えられなかった。
水野には悪いことしたな。三年も我慢してたんだ。別れのメール、距離が縮まらない、か。
胸が痛むね。真剣じゃなかった。初恋は真剣だったんだな。たまに明里に似た人を
見かけると、明里かな?ってつい目で追っちゃってるんだよな。
こんな所にいるはずもないんだけどね。


ああ、リーマンになってから、ずいぶんいろんなことを忘れていたんだ。

踏切渡ってと。踏切の脇の桜から落ちた花びらで、あたりのアスファルトが真っ白だ。
ゆっくり舞う花びらだな…「秒速5センチ」。あ、思い出した。
ってちょいまて、今、踏切の途中ですれ違った人、明里に似てるよ。
えっ?相手も振り返ろうとしてないか。マジ明里か?ちょ、電車キター!
じゃまだよ。見えねー!!

ホントに明里かも!?電車が過ぎたら、明里だったら、そこに……そこに…

…(´・ω・`)

まぁ、そりゃそうだよな。仮に明里だったとしても、あれから自分が自分の
時間を生きていたように、明里は明里の人生を過ごしているんだ。
離れて、あれから交わることなく、互いの人生を歩んできたわけだ。
桜の花が落ちていく。その速さは、秒速5センチメートル…か。
桜の花びらにも速さがある。人にだって、もちろんみな各々の生きる速度がある。

今日はいろんなこと思い出したな。自分の、自分自身の生きる速度か。
前へ、歩いていこう。自分の生きる速度で。



てな感じでさ。