>>32
3人で塔まで行けなかったことかな。よくわからん。
喪失感の表現してるし、それは感じるだろ。

ヒロキは世界のなかでたった一人取り残された孤独とサユリへの枯渇を
埋め合わせるために無茶な行動を起こしサユリも世界も救ったけど、
最後のシーンで、サユリが目を覚ますときには、眠ってたときの記憶を忘れているんだな。

サユリにとっては、ヒロキと同じように世界中でたった一人だけ取り残され、
そしてヒロキを求めた記憶と感情は、夢から覚めるまでの幻でしかなかった。
ヒロキの気持ちだけが宙に浮いてしまった。
ヒロキはサユリと現実の世界で再び関係を積み上げようとする意思をラストシーンから
伺えるんだけど、その後、付き合って別れたんだろう。小説版ではそうなっているしね。

んで結局何年ぐらい付き合ったかは分からないけど、冒頭の社会人風のヒロキが
思い出の地に立ち、懐かしむのは、付き合っていた頃のサユリではなくて、
ヒロキが青春時代に求めていたサユリというのがまた切ない。多分これが
「かなえられない約束」の喪失感の背景にあるわけだ。

ヒロキにとって、夢から覚めたリアルなサユリよりも、高校時代の孤立感の中、
夢の中で追い求めていた、憧れの存在だった中学生のサユリの方が大きかったんだな。
だって、普通なら、懐かしむのは付き合っていたころのサユリにならんとおかしいべ。
わからんでもない部分もあるけど…
出会った頃や、付き合うまでを思い出したときに、記憶の中の娘はなんであんなに
可愛いんだろうね。こういう気持ちなんだろうな。それに浸って懐かしんでばかりいても
どうしようもないんだけどね。相手も時間もあのころには戻らないんだし。