るーみっくファンだが6年前の二十歳のころにBDを見たときはぶっちゃけ面白くなかった。
つまらないとは思わないが話の重さ、感動的な場面の無さ、盛り上がりの無さ、意味の分からない台詞の多さ、
ラムの出番の少なさと、高橋留美子の漫画の長所全てが失われているような感じがした。
笑いも少なければ感動も少ない。確かに良く練っている感じはするが関心こそすれ、それが
面白いとはどうしても思えなかった。何よりうる星の魅力である恋愛要素とギャグ要素がほとんど
除かれているのが残念であった。

それから6年俺も映画を色々見るようになり再度BDを見た。
確かに当時と違い、オマージュや背景の書き込み、あちこちに巡らされた謎、見事な伏線には
関心した(というか当時はストーリー(台詞とキャラの動き)だけを見ていたのでそんなもんには気がつかなかった)
まあ飽きさせない映画ではあるし、出来は素晴らしいが映画評論家のための映画であり、うる星好きの
小学生や中学生が見て楽しめる映画とは思えない。
オマージュ、細部に至る描写の表現細かさ、演出の美しさ、夢と現実との境界線という哲学論。
これらが分からない人間にはあまり楽しめないのではないかと。
色んな意味で頭を使わなきゃいけない疲れる映画ではあるな。
これは文学作品であり娯楽作品といわれればNOと言わざるを得ないかと。