>>275
いいとこ攻めてますね。
映像美でいったら川尻善昭作品は外せない。「バンパイアハンターD」か「獣兵衛忍風帖」。
今敏作品も「東京ゴッドファーザーズ」の鉄砲絡みのシーンや「千年女優」のくノ一映画のパートが
良かった(ただし、どっちも短い)。

こんなこと言うのは悪いけど、元来アニメーションってのはアクション描写に向いてないのよ。
ちゃんと描こうとしたら枚数は食うし、描けるアニメーターは少ないし高くつく。劇場版の密度で
アクションやり放題のアニメ映画なんか撮れない。うんと絞り込んで見せ場を作るのがせいぜい。
そんで、うまく描けたとしても実写には絶対に敵わない。生の肉体が格闘してるとか、標的に当たる
銃弾の衝撃力とか、爆風の風圧とか、たとえSFXが入ってるとしても実写の迫力には遠く及ばない。
モビルスーツ戦とかなら話は別だけど、アニメーションでやるアクションてのは最初から負け戦。
それが分かってる賢明な演出家は当然アクション描写を避ける。銃器を使った戦闘を真剣に描ける
だけ現場がこだわりを持つようになったのは押井以後じゃない?
剣戟に関して満足にやれてるアニメ映画は、正直まだ思い当たらない。