徹底的に痛めつけた上司は最後のとどめを刺すまでもなく自ら命を絶った

上司の死は「仕事上の悩みによる自殺」として処理された
彼の葬儀に行ったが残された奥さんと小さい娘が
例えようの無い悲しみに暮れていた
この俺が始末したとも知らずに

「このたびは御愁傷様です」
俺がそう声かけると竹内結子似の奥さんは無言でうなずいた

そして葬儀から数週間ほど経ったある日待ちで偶然その奥さんと再会した
立ち話もなんだから喫茶店へということになり、上司の思い出話を奥さんにしてやった
「○○さんは本当に部下から慕われていて人望の厚いいい方だった、惜しい人を無くした」
と心にも無いことをほざいたが、奥さんはとても喜んでいた

その後意気投合しバーに行って飲むことになったが、奥さんは久しぶりに
楽しい時間を過ごしたせいか酔いつぶれてしまったようだった

「奥さん」とは言ってもれっきとした未亡人
「独身の俺と体を交わることは決して疾しいことではない」
そう自分に言い聞かせながら俺は奥さんをホテルに連れ込んだ